2018年6月15日(金)より公開が始まった、『メイズ・ランナー:最後の迷宮』。
これまで公開されてきたシリーズを締めくくる第三作目ということで、このシリーズが大好きな私は、公開されるのがかなり待ち遠しかったです。
トーマスを演じる主演のディラン・オブライエンさんの負傷によって公開が延期された今作。
私としては、期待していた以上に面白かったので、待ったかいがあったなと思いました。
一応、パンフレットも購入。
『メイズ・ランナー:最後の迷宮』パンフレット↓
なので今回は、『メイズ・ランナー:最後の迷宮』の感想を述べていきます。
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あらすじ
テレサの裏切り、そしてWCKDによって拉致されてしまったミンホを救出するため、WCKDがフレア・ウイルスに免疫をもつ者たちを運んでいる列車に急襲を仕掛けるトーマスと仲間たち。
何とか列車の一両を切り離し回収するが、その中にミンホの姿はありませんでした。
ミンホは他の車両に乗っており、そのままWCKDが拠点にしている人類最後の都市であるラスト・シティで人体実験されます。
そんなミンホを救うため、トーマスはニュートとフライパン、そしてブレンダとホルヘとともにラスト・シティに向かうことに。
仲間を思うトーマスは、ミンホたち仲間を救うことができるのか、そしてWCKDとの戦いの結末はどうなるのか、最後まで一瞬たりとも目を離すことができません。
感想※ネタバレ注意
シリーズ三作目にして完結作である『メイズ・ランナー:最後の迷宮』は、過去二作とはコンセプトが大きく変わります。
今作のコンセプトは、トーマスたちがWCKD側へ「逆侵入」するということ。
同じ迷路を生き抜いたミンホを助けるという目的のために、WCKDの根城であるラスト・シティに侵入していきます。
そんな今作ですが、観客をあっと驚かせるようなサプライズがありました。
それは、シリーズ一作目『メイズ・ランナー』の最後で亡くなったはずのギャリーが生きており、トーマスたちに全面的に協力するということ。
ラスト・シティの壁の外側に到着したトーマスたちを追ってくるマスクをつけた集団の一人に、ギャリーがいたのです。
これは、シリーズのファンにとってはなかなかうれしい展開なのではないでしょうか。
ギャリーは、根は優しく、調和を大切にしようとする人物なので、個人的には憎めないキャラクターでした。
それゆえ、シリーズへの復活、ならびにトーマスたちとの再共演は見ごたえがあります。
もちろん、いいところでの活躍もありました。
一方で、トーマスたちの奮闘ぶりを見ていると忘れがちになりますが、『メイズ・ランナー』の世界ではフレア・ウイルスによって、人類は絶滅の危機に瀕しています。
このフレア・ウイルスというものも、本作を見ることで詳しく理解することができました。
前作『メイズ・ランナー:砂漠の迷宮』の際に、トーマスたちの仲間であるウィンストンが感染者であるクランクによって攻撃され、ウィンストンも感染してしまいましたね。
なので、フレア・ウイルスはクランクと接触しなければ感染することはないと思っていましたが、本来フレア・ウイルスは空気感染するものであるということを忘れていました。
この空気感染しない者が、免疫をもつ者たちということです。
ちなみに、今作で分かったことですが、フレア・ウイルスに感染しても多少の意識はあるようで、クランクの中にはしゃべる者もでてきました。
なので、クランクは一般的に言うゾンビとは違います。
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『メイズ・ランナー』シリーズの重要なコンセプトの一つは、やはりなんといっても仲間です。
ですが今作では、なんとニュートがフレア・ウイルスに感染してしまいます。
免疫があるから迷路に入れられていたはずですが、ニュート曰く、「免疫がある人と免疫がない物を比較するために、自分は迷路に入れられた」とのこと。
なので、迷路を抜けてから汚染された空気、ならびにクランクとの接触ならびに戦闘も多かったニュートは、空気感染してしまいます。
そのため、いつも冷静に状況を判断し、突っ走っていくトーマスをサポートしていた彼が、珍しく混乱してしまうのです。
それでも、ミンホを救うという目的を忘れずに、トーマスとともに最前線に赴き、結果無事ミンホを救出します。
ですがミンホを救出するや否や、病状が一気に悪化し、ミンホが血清を取りに行っている間に、クランクになってしまいました。
そして、一緒にいたトーマスに襲い掛かってしまいます。
まだ血清によって治す手立てがあるため手が出せないトーマスに対し、我を忘れて攻撃を繰り出すニュート。
そして、一瞬意識を取り戻したニュートは、手持ちのナイフで自分を刺して亡くなってしまいます。
私はニュートが一番好きなキャラクターだったので、亡くなったのはかなりショックでした。
正直、フレア・ウイルスに感染したとわかったときから、このような結末になるのではないかと察しがつきました。
ですが、最後の最後まで、「トーマスどうにかニュートを助けてくれ」と願いながら映画に没頭。
残念ながら予想通りの結果になってしまいました。
ミンホは助かったがニュートが亡くなってしまうという、なんとも複雑な話でした。
今回紹介したギャリーの再登場やニュートの感染なども含め、今作『メイズ・ランナー:最後の迷宮』は非常に面白い作品でした。
予想していた倍以上は面白かったです。
なので、これまでシリーズを追ってきた人なら、確実に楽しめる作品でしょう。
まとめ
シリーズ完結編の『メイズ・ランナー:最後の迷宮』。
いい意味でも悪い意味でも、観客を驚かせるようなストーリー展開、ならびにトーマスたちの雄姿が描かれている今作。
シリーズとしてもしっかりまとまり、見ごたえは申し分ありませんでした。
なので、ぜひ劇場に足を運んでみてください。
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