中南米の美しいスペイン建築都市5選!

日本ではあまりなじみがない中南米諸国。

中南米と言われて思い浮かべる国は、比較的よく耳にするメキシコ、そしてマチュピチュで有名なペルーくらいかもしれません。

もちろん、かなり詳しく中南米について知っているという人も、少なからずはいるでしょう。

そうはいっても、やはり中南米の認知度はあまり高くはないです。

そんな中南米ですが、実は多くの美しいスペイン建築の都市があり、中には世界遺産に登録されているものもあります。

1492年にコロンブスが新大陸(現在の南北アメリカ大陸)を発見して以降、中南米の多くの国々は、スペインによって植民地にされたので、中南米にはスペイン建築の都市が多く残っているのです。

そこで今回は、私が中南米で訪れたスペイン建築の都市の中から、特に美しいと感じた都市5選を紹介します。

※本記事で使用する写真は、すべて私が撮影したものを使用しています。

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アンティグア

アンティグア↓

アンティグアは、グアテマラのサカテペス県に位置する非常に美しい都市。

1979年には、世界遺産にも登録されています。

アンティグアは、碁盤の目のように道路を張り巡らせ、中心の広場の前にカテドラルを配置するという、スペイン建築の典型的な様相を呈しています。

中心の広場には、噴水が配置されているのが特徴です。

中心の広場の噴水↓

カテドラル↓

ちなみに、街中はこんな感じです。

街中↓

そして、アンティグアの南には、大きな火山がそびえたっています。

火山↓

また、アンティグアの観光名所である十字の丘という場所からは、アンティグアの街並みが一望できます。

十字の丘↓

 
ちなみに、アンティグアは美しい街並み、かつ世界遺産ということで、グアテマラの一大観光地になっています。

それと同時に、中米の中でもきれいなスペイン語を話すということもあり、語学留学が盛んな街としても有名。

そのため、アンティグアの街中には、いたるところに語学学校があります。

私自身も、スペイン語を学ぶためにアンティグアで語学留学してきました。

私にとっては、アナザースカイとも言える地です(笑)。

ちなみに、アンティグアの語学留学に関する記事は、こちらこちらの記事にまとめてあるので、興味のある方はお読みください。

トリニダー

トリニダー↓

トリニダーは、キューバの中央に位置する、タバコの生産が盛んな美しい街です。

1988年には、世界遺産に登録されました。

最初に紹介したトリニダーの写真は、キューバの小銭である25センタボに描かれている景色(25センタボは使い切ってしまいました)。

トリニダーの中心部は、プラサ・マジョールという場所です。

プラサ・マジョール↓

このプラサ・マジョールの端には、考古学博物館があり、キューバの先住民族が残したさまざまな遺物が展示されています。

考古学博物館↓

このような土器が展示されていました↓

街中はこんな様子です。

街中↓

私個人的には、上記のアンティグアと似たような雰囲気を感じました。

クスコ

クスコの中心のアルマス広場↓

クスコは、ペルーのアンデス山脈の標高3,400mの所に位置する都市。

「黄金郷」などの伝説で有名なインカ帝国が栄えていた時代には、クスコはインカ帝国の首都として機能していました。

そんなクスコは、1983年に世界遺産に登録されています。

クスコの見どころの一つは、上記の写真のアルマス広場

そのアルマス広場の周りには、さまざまなショップやレストラン、そしてカテドラルが配置されています。

カテドラル↓

ちなみに、アルマス広場の夜景も美しかったです。

アルマス広場の夜景↓

 
そして次に、クスコの観光名所で有名なのはサント・ドミンゴ教会

現地の言葉(ケチュア語)では、コリカンチャとも言われています。

サント・ドミンゴ教会↓

サント・ドミンゴ教会中庭↓

サント・ドミンゴ教会が有名な観光地である理由は、インカ帝国時代の石組みの上に建てられた教会だからです。

インカ帝国時代の石組みとサント・ドミンゴ教会↓

この写真の左下の教会の土台になっている部分が、インカ帝国時代に作られた石組み。

ちなみに、インカ帝国時代の石組みの精巧さを示すものとして有名なのは、クスコ市内にある12角の石。

12角の石↓

「剃刀の刃1枚通さない」と言わているのは有名ですね。

実際、クスコで大きな地震があった時に、スペイン人が建てたサント・ドミンゴ教会の石組みはかなり崩れたそうですが、インカ帝国時代の石組みには、崩れるどころか、ずれ一つなかったそうです。

ちなみに、クスコのすぐ近くにあるサクサイワマンという遺跡からは、クスコの街を一望できます。

サクサイワマン↓

クスコの眺望↓

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プエブラ

プエブラ↓

プエブラは、メキシコにある美しいスペイン建築の都市で、首都のメキシコシティから1時間半ほどです。

1987年に、世界遺産にも登録されました。

プエブラの町並みは非常に美しく、街中を歩いているだけで、すごく充実した気分になれます。

街並み↓

加えて、バロック建築が特徴のサント・ドミンゴ教会が有名。

サント・ドミンゴ教会の内装↓

写真で見るとわかるように、内装には金の装飾が大量に使われています。

そして、プエブラではタラベラ焼きという陶器の産地としても有名。

タラベラ焼きは、もともとスペインから持ち込まれた陶芸技術と、この地のデザインとを合わせて作られるようになったものです。

タラベラ焼きのタイル↓

ちなみに、私はプエブラのレストランで食事中に、子連れのおじさんに100ペソ(約434円)でネックレスを売りつけられたのが、プエブラでの一番の思い出ですかね(笑)。

カンペチェ

カンペチェ↓

カンペチェは、メキシコのユカタン半島西部に位置する、メキシコ湾に面した都市。

1999年に、世界遺産に登録されました。

植民地時代には、このカンペチェの街がユカタン半島や隣国グアテマラの植民地征服の拠点だったそうです。

18世紀になると、海賊の攻撃から街を守るために、要塞都市としても発展し、現在のカンペチェの街にも、その面影は色濃く残っています。

カンペチェの街は城壁で囲まれており、18世紀から残されている門があります。

18世紀から残る門↓

そして、城壁の上に登ることもでき、城壁の上から街並みを見下ろせます。

城壁の上から見た街並み↓

また、カンペチェにはラ・ソレダーという要塞が残っており、現在は博物館として使われています。

ラ・ソレダー↓

要塞の上には、大砲も設置されていました。

大砲↓

カンペチェで見た夕日はかなり印象に残っています。

カンペチェの夕日↓

まとめ

今回紹介した中南米のスペイン建築の都市は、グアテマラのアンティグアとキューバのトリニダー、ペルーのクスコ、そしてメキシコのプエブラとカンペチェです。

この5つの都市はとても美しく、かつ居心地もいいので、ぜひ一度訪れてみてください。

今回は5選という形で、中南米の美しいスペイン建築の都市を紹介しました。

ですが、もちろんこれら以外の都市でも、美しいスペイン建築の都市はあります。

今後も、中南米に関する記事を書いていくので、ぜひまた見てくださいね。

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