メキシコやグアテマラの古代マヤ遺跡を紹介!(世界遺産編)part1

古代マヤ文明という、メキシコやグアテマラで紀元前から栄えていた文明を知っていますか?

2012年には、「マヤの地球滅亡説」が流行ったので、マヤ文明という名前を聞いたことがあるという人は多いでしょう。

そんなマヤ文明ですが、現在でもマヤ系の先住民族がメキシコやグアテマラでは生活しており、彼らが営んできた伝統文化も残っています。

同時に、古代マヤの時代に祭祀センターとして栄えていたマヤ文明の遺跡も、メキシコやグアテマラのいたるところに現存しており、観光スポットとして人気を博しているのです。

メキシコのチチェン・イツァー遺跡↓

古代マヤの時代から残っている遺跡は、どれもこれも魅力的で、多くの人々を惹きつけます。

そこで今回は、私が訪れた古代マヤ遺跡(世界遺産編)を紹介します。

※本記事の写真は、すべて私が撮影した者を使用しています。

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チチェン・イツァー遺跡

最初に紹介するのは、冒頭の写真で紹介したチチェン・イツァー遺跡

メキシコのユカタン半島、メリダという町から東に120kmのところに位置する遺跡です。

1988年に、文化遺産として世界遺産に登録されました。

ガイドブックや参考書、専門書によっては、チチェン・イッツァと表現されている場合もあります。

チチェン・イツァー遺跡は、春分の日と秋分の日に、蛇が天から降りてくるような影が見えるということで有名になりました。

春分の日や秋分の日には、世界中から多くの観光客がチチェン・イツァー遺跡に足を運びます。

その蛇の影が見えるピラミッドは、ククルカンの神殿といいます。

ククルカンの神殿↓

この階段の横の部分に影ができ、蛇が下りてきているように見えます。

ちなみに、ククルカンとは、現地の言葉で「蛇」という意味です。

ククルカン↓

 
チチェン・イツァーでもう一つ紹介したいのが、球戯場です。

球戯場↓

球戯場とは、その名の通り球戯を行っていた場所のことをいいます。

古代マヤにおける球戯は、儀礼的な意味合いをもったものだったので、私たちが想像する球技とは違っていたでしょう。

チチェン・イツァーの球戯場は、現在確認されている古代マヤ遺跡の中では、最も大きな球戯場です。

チチェン・イツァーは広いので、他にもカラコル(天文台)やセノーテ(泉)など、数々の見どころがあります。

カラコル(天文台)↓

セノーテ(泉)↓

ウシュマル遺跡

次に紹介するのは、同じくメキシコのユカタン半島に位置するウシュマル遺跡

1996年に、文化遺産として世界遺産に登録されました。

ウシュマル遺跡に入るとすぐに、とても大きなピラミッドがドンと構えています。

このピラミッドは呪術師のピラミッド(魔法使いのピラミッド)です。

呪術師のピラミッド(正面)↓

斜めから↓

斜めから見るとわかりますが、丸みを帯びたピラミッドになっています。

 
そして、ウシュマル遺跡が誇る美しい建造物の尼僧院にも注目です。

尼僧院↓

尼僧院の建造物には、数々の美しい彫刻が施されているのが特徴。

尼僧院の彫刻↓

また、総督の館と呼ばれる、古代マヤ文明で最長の外観を呈する立派な建造物も、ウシュマル遺跡では見られます。

総督の館↓

そして、古代マヤの時代にユカタン半島北部で培われてきた、プウク様式という建築様式が、ウシュマル遺跡では顕著です。

プウク様式の特徴である持ち送り式アーチが、ウシュマル遺跡にはきれいに残されています。

持ち送り式アーチ↓

他にも、、ウシュマル遺跡には、双頭のジャガーの石像や球戯場があります。

双頭のジャガー↓

球戯場↓

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パレンケ遺跡

次は、メキシコのユカタン半島の付け根にあたるチアパス州に位置する、パレンケ遺跡です。

1987年に、文化遺産として世界遺産に登録されました。

パレンケ遺跡は、従来のマヤピラミッドの定説を覆したことで有名です。

パレンケ遺跡にある碑文の神殿から、パカル王という王の墓が見つかりました。

碑文の神殿(私が行ったときは修復中)↓

この発掘によって、マヤのピラミッドは王の墓ではないという定説を覆し、世界の考古学界に大きな衝撃をもたらしたのです。

ちなみに、パカル王の石棺に描かれている絵は、「マヤ人がロケットで宇宙に向かう絵」として、一時期有名になりました。

パカル王の石棺の絵(若干ぶれてます)↓

 
加えて、赤の嬢王の神殿からは、その名の通り「赤の女王」が発掘されました。

赤の女王の神殿↓

赤の女王の神殿の中には、古代マヤ時代の赤色の塗料が残されています。

赤の女王の神殿の内装↓

 
また、宮殿と呼ばれる、大きな建造物も見る人を圧倒します。

宮殿↓

他にも、パレンケ遺跡には、十字の神殿や太陽の神殿、葉十字の神殿などがあります。

十字の神殿↓

太陽の神殿↓

葉十字の神殿↓

まとめ

今回紹介した世界遺産に認定されている古代マヤ遺跡は、メキシコのチチェン・イツァー遺跡とウシュマル遺跡、そしてパレンケ遺跡の3つです。

この3つの遺跡は、古代マヤ文明の遺跡の中でもかなり有名で、世界から多くの観光客が訪れています。

どれも素晴らしいいせきですが、私個人としては、パレンケ遺跡が特におすすめです。

もし、メキシコを訪れる機会があったら、ぜひともこれらの遺跡を訪れてください。

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