今回の記事は、前回の続きの記事になっています。
前回の記事から合わせて読んでくださることで、より古代マヤ文明の遺跡の魅力が伝わるはずです。
ということで、今回も私が訪れた世界遺産に登録されている古代マヤ文明の遺跡について紹介していきます。
※本記事で使用する画像は、すべて私が撮影したものです。
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ティカル遺跡
ティカル遺跡は、ユカタン半島の付け根にあたる、グアテマラのペテン県にある古代マヤ遺跡です。
1979年に、複合遺産として世界遺産に登録されました。
ティカル遺跡は、現在見つかっている古代マヤの遺跡の中で、最も広い遺跡面積を誇っています。
ティカル遺跡は本当に広くて、私は朝の6時から夕方の5時まで、実に11時間程かけて全部回りました。
そんなティカル遺跡の最初の見どころは、やはりグラン・プラサにあるⅠ号神殿とⅡ号神殿です。
Ⅰ号神殿↓
Ⅱ号神殿↓
Ⅰ号神殿の写真は、Ⅱ号神殿の上に登って撮ったものになります。
ちなみに、この日はマヤ系先住民族の人たちが火を焚いて儀礼?をしていました。
個人的におすすめしたいのは、Ⅳ号神殿です。
Ⅳ号神殿は、なんと60mを超える高さがあり、頂上まで登ることができます。
Ⅳ号神殿頂上からの景色↓
最高の森林ビューですね(笑)。
そして、グラン・プラサから南東に行ったところには、Ⅵ号神殿があります。
ちなみに、グラン・プラサからⅥ号神殿までは1キロ以上離れているので、歩いていくのに25分ほどかかりました。
なので、Ⅵ号神殿を見てからグラン・プラサに戻るまで、約1時間程の時間が必要です。
そのくらいの時間をかけても、このⅥ号神殿は一見すべきだと思います。
なぜなら、180以上のマヤ文字が刻まれている貴重な神殿で、別名で碑銘の神殿と呼ばれているからです。
Ⅵ号神殿↓
そしてもう一つ紹介しておきたいのが、「失われた世界(ムンド・ペルディード)」と呼ばれる区画。
考古学調査によって、「失われた世界」はティカル遺跡内の他の遺構と比べても、建築されたのはかなり前だとわかっています。
加えて、「失われた世界」にある神殿には、メキシコのテオティワカン遺跡に起源があるとされる、タルー・タブレーロ様式で建てられた神殿があるのです。
タルー・タブレーロ様式の神殿↓
ちなみに、テオティワカン遺跡にも行ったことがあるので、テオティワカン遺跡のタルー・タブレーロ様式の神殿ものせておきます。
テオティワカン遺跡のタルー・タブレーロ様式↓
他にも、Ⅴ号神殿なども見どころです。
Ⅴ号神殿↓
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コパン遺跡
次に紹介するのは、コパン遺跡です。
コパン遺跡は、タイトルとずれてしまいますが、メキシコでもグアテマラでもなく、ホンジュラスに位置します。
古代マヤ文明が栄えた地域は、ユカタン半島からホンジュラス辺りだと言われているので、ホンジュラスもぎりぎりマヤ文明圏に入っているのです。
コパン遺跡は、マヤ文明の遺跡の中でも、とてもきれいな状態で遺構が残されている遺跡。
遺跡内には、人物を描いているような彫刻がいくつか見られます。
彫刻1↓
彫刻2↓
彫刻3↓
この3つ以外にも、このような人物を施してあるような彫刻がいくつかあります。
また、人間だけでなく、動物を施してあるものもいくつかあるのです。
カメ↓
コンゴウインコ↓
ちなみにコパン遺跡には、本物のコンゴウインコがたくさんいて、観光客を出迎えてくれます。
本物のコンゴウインコ↓
そして、コパン遺跡の見どころの一つであるのは、なんといってもかなりの数のマヤ文字が施してある階段です。
マヤ文字の階段↓
全部で63段に及ぶ階段に、びっしりとマヤ文字が刻まれています。
さらに、とてもきれいな状態の球戯場も。
球戯場↓
ちなみに、コパン遺跡内のアクロポリスという場所には地下通路があり、プラス料金を払うことで、地下通路内にあるロサリラ神殿を見学することもできます。
私は金欠だったため、ロサリラ神殿を見ることができませんでした。
ですが、コパン遺跡にある博物館にロサリラ神殿の復元模型があるので、代わりにそれを見てきました(笑)。
まとめ
今回紹介した古代マヤ遺跡は、ティカル遺跡とコパン遺跡でした。
いずれも世界遺産に登録されている、大変歴史のある有名な遺跡です。
ティカル遺跡は広すぎるので、2日くらい時間をかけて回るくらいでもいいかもしれません。
コパン遺跡に関しては、4時間もあれば十分満喫できます。
グアテマラやホンジュラスに行った際は、ぜひ一度訪れてみてください。
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