大人気連載中の『進撃の巨人』。
2019年1月号で112話を迎えた『進撃の巨人』ですが、熱狂的なエレンの支持者である「イェーガー派」の登場など、またもや面白い展開になってきました。
そんな本作ですが、かなり前から登場している獣の巨人であるジークが、かなり重要な役どころとなっていています。
112話では、ジークの脊髄液のせいで、再度壁内に巨人が生まれてしまいました。
そこで気になったのが、ジークの脊髄液が体に作用する条件が異なるのではないかということです。
今回は、ジークの脊髄液について注目し、考察していきます。
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ジークの脊髄液
ジークの脊髄液には、投与されたエルディア人を叫びの合図とともに巨人にし、ジークの思うように操ることができるという作用があります。
これは、ジークの脊髄液をわずかでも体内に取り込んだエルディア人には、巨人の力の送り先となる座標が送られるため。
また、普通は夜間に巨人が活動することはありませんが、ジークの脊髄液によって巨人化した者は、月が出ていれば夜間の活動も可能です。
コルト曰く、その様はまるで始祖の巨人のようだとのこと。
これまでの歴代の獣の巨人には、このように巨人を操るという能力はなかったとのことなので、ジークが巨人を操ることができるのは、彼がフリッツ王家の血を引いていることに起因します。
ゆえに、脊髄液によって巨人化した者を意のままに操れるのは、ジークだからだということです。
ジークの脊髄液の体への反応は?
ジークが言うには、ジークの脊髄液を体内に含んだ者は、即刻体の自由と意識を失うとのこと。
つまり、ジークの脊髄液を体内に取り込んでしまったら、あとは巨人にされるまで廃人になってしまうということです。
ですが、112話ではワインの中にジークの脊髄液が入れられており、実際憲兵の上官たちがそのワインを口にしていましたが、すぐには体に支障はきたしていません。
ということは、ジークの脊髄液の取り込み方次第で、体への反応が変わってくるということがわかりますね。
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ジークの脊髄液の「濃さ」で体への反応が変わる?
私の考察の結論から言うと、ジークの脊髄液が体に与える影響は、ずばり「濃さ」で変わってくるのではないかということ。
では、これまでジークがエルディア人に脊髄液を取り込んできた場面と方法をまとめておきます。
- ラガコ村→ジークの脊髄液を含んだガス兵器を使用
- 中東連合との最終決戦(脊髄液を投与したエルディア人たちを降下させながら巨人化させる)→おそらく直接(注射針で)投与
- 巨大樹の森→ワインにジークの脊髄液を含んでおき、無意識のうちに体内に取り込ませる
上記のような方法で、ジークの脊髄液をエルディア人に取り込ませてきました。
ここで注目すべきなのが、脊髄液を取り込む際の「濃さ」です。
まずラガコ村の件に関しては、ガス兵器が使用されています。
このガス兵器は、おそらくジークの脊髄液をそのままガスにしているので、濃度はほぼ100%に近いと考えていいでしょう。
ゆえに、このガスを吸ったラガコ村の人たちは、すぐに体の自由が利かなくなり、意識を失ったと考えられます。
そして中東連合との戦いの際は、表記はされていませんが、状況的に直接ジークの脊髄液を取り込んだと考えられますね。
直接取り込むなら注射針を使うはずなので、この場合は濃度100%の脊髄液を取り込むことになるので、ラガコ村の件と同様、すぐに体に反応が出るはずです。
一方のワインに脊髄液を取り込んだ場合は上記の2件とは異なり、誰も体への反応が出ていないため、脊髄液を取り込んだということさえ気づきません。
この場合は、ワインという液体と脊髄液という液体が混ざることによって脊髄液の濃度が薄まっているため、体への反応が現れなかったと考えられます。
上記したように、ジークの脊髄液は巨人の力を送る先の座標を埋め込むためのもの。
なので、脊髄液の濃さはあまり関係なく、要するに脊髄液を体内に取り込ませれば良いだけなのでしょう。
そう考えると、ワインに脊髄液を仕込んで、知らず知らずのうちに座標が送られてくるというのが、もっとも恐ろしい方法ですね。
まとめ
112話で新たに生まれた疑問である、ジークの脊髄液の取り込み方と体への反応について、私は脊髄液の「濃さ」が体への影響の違いなのだと考察しました。
結局は座標をエルディア人に送っておけばいいだけなので、ワインのような飲料に仕込んでおくというのは、かなり賢いやり方ですね。
ますます展開が面白くなってきた『進撃の巨人』。
早く続きが読みたいですね。
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