スペイン語を学んでいる人の中には、スペイン語検定を受験しようと思っている人もいるでしょう。
検定などを受けるというのは、語学を学ぶモチベーションを維持するために必要なことですよね。
そんなスペイン語検定は毎年6月と11月の年2回行われており、6級から1級までレベル分けされていて、今回紹介する4級は英検でいうところの準2級に相当するレベルです。
1年から2年くらいスペイン語を学んできたという人が受けるレベルとしては、4級がちょうど良いレベルなので、他の級に比べて受験者も多い模様。
合格率は7割ほどだといわれているので、100人中30人は落ちるということになります。
その30人に自分が入ってしまうのではないかと、試験前から不安になってしまうかもしれません。
ですが、実際のところ、きちんと試験対策をしていけば、スペイン語検定4級はかなりの確率で合格できるはずです。
私個人の感想としては、日ごろの勉強の成果もあったためか、とても簡単でした。
そこで今回は、スペイン語検定4級の出題傾向やリスニングなどについて、試験対策の方法を紹介していきます。
スポンサーリンク
スペイン語検定4級の出題範囲は?
スペイン語検定4級の検定基準は、以下のように明記されています。
4級(中級):簡単な日常会話ができ、文法を一通り終了
つまり、直説法から接続法、命令法など、すべての文法が出題範囲になるということです。
参考サイト:スペイン語技能検定‐日本スペイン協会http://www.casa-esp.com/link-examen.html
なので、点過去や線過去、現在完了、そして接続法や命令法など、一通り文法を確認しておきましょう。
試験対策に使った教材は?
試験対策に使ったのは、ずばりこの一冊のみです。
↑アマゾンでも売っています画像はこちらから引用
スペイン語検定4級を受けるなら、この一冊は必ず購入するべきであり、この一冊があれば十分です。
※ただし、スペイン語検定の公式問題集ではありません。
本書は、動詞の活用(直説法から接続法、命令法含む)、語彙問題、西文和訳、西作文、リスニング問題(CD付き)の5章構成になっています。
それぞれの章の練習問題の中に、ところどころ過去のスペイン語検定に出題された問題も入っているので、「こんな感じの問題が出るのか」とイメージしながら勉強を進めることができるはずです。
また、本書の最後には「模擬試験」もあるので、試験前に自分の実力を試すこともできるのです。
そうはいっても、もしこれ一冊では不安だという人は、この文法書を上手く活用するのが良いでしょう。
(画像はこちらから引用)
スペイン語検定4級だけでなく、その上の3級やDELEの勉強にも使えるので、スペイン語を真剣に学びたいという人は、一冊手元に置いておくといいでしょう。
スポンサーリンク
出題傾向やリスニングは?
出題傾向は、ずばり接続法と命令法が中心です。
例えば、私が受験したときは、no hay nadie que (puede, pueda, podria) hacer este trabajo.という文の( )内から適切なものを選ぶという問題が出ました。
このような問題には日本語訳がついていないので、上記で紹介した問題集に出てくる単語の意味は、おおかた覚えておく必要があります。
そして、語彙問題では、下線が引いてる単語と同じ、もしくは近い意味をもつ単語を選ぶという問題が出ました。
とはいえ、受験する年によって問題内容は変わるので、「スペイン語検定対策4級問題集」でさまざまなパターンの問題練習をしておきましょう。
次にリスニングですが、「スペイン語検定対策4級問題集」付属のCDを聞いてしっかり対策しておきましょう。
この付属CDのリスニングが簡単にできたという人は、スペイン語検定4級の試験当日は何も心配いりません。
なぜなら、試験当日のリスニングは試験官が読み上げるうえ、試験官が受験者に聞き取りやすいように読んでくれるからです。
とはいえ、聞き取れても文法や単語の意味が分からないと意味はないので、文法や単語力はしっかり身につけておきましょう。
まとめ
スペイン語検定4級は、一通りの文法を学んだ人向けのレベルですが、きちんと試験対策をしておけば、そんなに難しくはないはずです。
「スペイン語検定対策4級問題集」を使い、普段から単語を覚えるように勉強していれば、ほとんどの確率で合格を勝ち取れるでしょう。
スペイン語検定4級を受験したいと思っている人は、日ごろの勉強を大切にし、尻込みせずにぜひ受験してみてください。
スポンサーリンク