大人気マンガ『ワンピース』。
数々の伏線が張られている今作は、読み進めていくたびに新たな謎が生まれてきますね。
この記事を書いている段階では、『ワンピース』の連載は「ビッグマム編」です。
そんな中ふと思いついたのが、ゲッコー・モリアがなぜ七武海から「消された」のかということ。
頂上決戦のころなのでかなり前の話ではありますが、今日の『ワンピース』世界の複雑な情勢に影響されたため、モリアは「消された」のでしょう。
今後のストーリーでまたモリアが出てくる気がするので、今一度モリアが七武海から「消された」理由を考察します。
スポンサーリンク
ゲッコー・モリアとは?
ゲッコー・モリア↓
『ワンピース』47巻より画像引用
一応、最初にゲッコー・モリアについてまとめておきます。
ゲッコー・モリアは新世界編に突入する以前に王下七武海の一角を担っていた、元懸賞金3億2000万ベリーの海賊。
「スリラーバーク編」に登場し、麦わらの一味と戦いました。
人の影を切り取り死体に入れることができる、カゲカゲの実の能力者です。
その能力ゆえ他力本願なところが多く、実際ゾンビ軍団を用いてルフィたちを追い詰めていきます。
とはいえ、モリアは自分の影を切り離し、その影と瞬時に入れ替わることができるなど、自分自身を強化する能力も有していました。
まあ、当時のルフィたちからしたら、そこそこの強敵でしたね。
実際、新世界で四皇の一人カイドウと渡り合ったこともあるとか。
七武海から「消された」理由
ではここから本題に入ります。
ゲッコー・モリアが七武海から「消された」のは、以下の理由でしょう。
- 純粋に実力不足
- 七武海に「ある人物」を加入させたかったから
これらが、モリアが七武海から「消された」理由です。
以下で詳しく見ていきます。
七武海として実力不足
この点に関しては、多くの『ワンピース』読者は納得いくのではないでしょうか。
クロコダイルの件があったため、スリラーバークでモリアがルフィたちに負けたことは世間には明かされておらず、頂上決戦の際にも七武海として招集されています。
ですが、覇気を習得する前のルフィに負けていることから、七武海の実力には達していないことが窺えますね。
そもそも影を切り取って作ったゾンビ軍団に何もかも任せるなど、他力本願過ぎる点も実力不足の証拠です。
まあ、実力不足というだけでも、十分七武海から「消す」理由になりますね。
「ある人物」を七武海に加入させたかった?
とはいえ、海軍本部と四皇、そして七武海で世界の均衡が保たれているので、実力不足とは言えども、世界秩序のためにはモリアを七武海に残しておいてもよかったのでは?
実際、クロコダイルが七武海を除名になった際には、早急に次の七武海候補を探していましたね。
ですが、世界政府は一度は七武海に残しておいたものの、ドフラミンゴを使ってモリアを「消そう」としました。
その時のドフラミンゴのセリフを見てみましょう。
モリア「誰のさしがねだ・・・・ハァ・・・ハァ・・・センゴクか・・・・!?」
ドフラミンゴ「いやァ・・・・!!もっと上だ・・・・!!!」
『ワンピース』59巻より本文引用
この中で重要なのは、ドフラミンゴが言った「もっと上」。
つまり、海軍元帥であるセンゴク以上の存在が、モリアを「消す」ことを望んでいるということが窺えます。
ということは、真っ先に疑うべきなのは五老星ですが、彼らも「七武海の3つの空席」を気にしているので、彼らがモリア抹消を命令したのではないということになりますね。
となると、「ドフラミンゴ七武海脱退誤報」事件を引き起こしたCP-0、または天竜人くらいしかいません。
いずれにしろ、モリアを七武海から「消した」のは、相当な権力が働いたことになります。
そして、モリアが七武海から「消された」後の七武海のメンバーをみてみましょう。
- ジュラキュール・ミホーク
- ボア・ハンコック
- バーソロミュー・くま
- バギー
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ
- トラファルガー・ロー
以上の6人に加え、残りの一人は「自称白ひげの息子」のエドワード・ウィーブル。
私の考察では、ウィーブルを七武海に加入させるために、わざわざモリアを「消した」のだと思っています。
ウィーブルは元懸賞金4億8000万ベリーで、黄猿曰く、
「奴は海賊として・・・・・圧倒的に強い・・・!!!」
「まるで本当に白ひげの若いころのように・・・・強さだけだけどねェ」
『ワンピース』80巻より本文引用
とのことなので、実力は折り紙付きでしょう。
ただ、当のウィーブルは鼻水を垂らしているだけで、「自称白ひげの愛人」であるミス・バッキンに上手く使われている模様。
このことからおそらく、天竜人なりCP-0などの権力者は、ミス・バッキンをうまく使ってウィーブルを七武海に加入させたのだと思っています。
まあ、何かしら「七武海に加入させなければならない理由」があったのでしょう。
この辺を掘り下げていくと複雑な話になってしまうので、この件に関する考察はまたいずれ。
スポンサーリンク
ゲッコー・モリアの再登場はあるのか?
ドフラミンゴ曰く、モリアはとどめを刺す前に「ぱっと消えた」とのこと。
ドフラミンゴも驚いている様子で、カゲカゲの実の能力ではないかと言っています。
なので、ゲッコー・モリアは生きており、新世界のどこかで必ず登場してくるはずです。
もしかすると、昔張り合っていたというカイドウとの因縁関係で、カイドウ編で登場するかもしれませんね。
まとめ
ゲッコー・モリアが七武海から「消された」のは、純粋な実力不足とエドワード・ウィーブルを七武海に加入させたかったからという考察でした。
モリアを「消す」ことを望んでのは天竜人クラスの権力者であり、同時にウィーブルを七武海に加入させなければならない理由もあったはずです。
とはいえ、他力本願で覇気が使えない状態のルフィに負けているということから、七武海としての実力があるかどうかも定かではありませんね。
ですが、「ぱっと消えた」モリアが、今後一切ストーリーに登場しないということはないはずです。
もう一度くらい、本編でモリアの姿を見たいですね。
スポンサーリンク