※本記事は、『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』に関するネタバレが含まれています。
2018年6月29日(金)から公開が始まった、『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』。
『スター・ウォーズ』シリーズの最新作にして、『ローグワン:スター・ウォーズ・ストーリー』に続くスピンオフ作品の第二弾。
観る前は、海外での評価が低かったということもあり、それなりの期待しかしていませんでしたが、百聞は一見に如かずと言いますね。
個人的には、『スター・ウォーズ』シリーズとして、他の作品と同程度面白かったです。
とはいえ、本作が海外での評価が低いというのも、なんとなくわかった気がします。
そこで今回は、『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』について、疑問点などを解説していきます。
スポンサーリンク
『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』の評価が低い理由
最初に、なぜ海外で『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』の評価が低いのか考えてみます。
私が本作の評価を下げたと思う理由は、大きく二つあります。
一つは、結局キーラがどのようにしてドライデン・ヴォスとともに働くようになったのかが明かされなかったということ、そしてダース・モールが登場したせいで、時間軸がわかりにくくなってしまったということ。
今作は題名の通り、ハン・ソロという男がどのように生き抜いてきたのかというのが描かれる物語。
そういった意味では、チューバッカとの出会いやミレニアム・ファルコンを手に入れた経緯、そしてどのように生きるすべを学んできたのかがわかれば、本作は十分なのです。
とはいえ、ハン・ソロと密接にかかわる人物であるキーラについては、どのような経緯でドライデン・ヴォスと働くことになったのか明らかにされるべきです。
そして、ダース・モールを無理やり登場させ、時間軸をこんがらがらせる必要もなかったはず。
このような点で、海外の評価が低いのだと思います。
ダース・モールの登場と時間軸
ダース・モールが登場したことに、驚いた人も多いのではないでしょうか?
それもそのはず、ダース・モールは『スター・ウォーズ エピソードⅠ:ファントム・メナス』でオビ=ワンとの死闘の末敗れているからです。
体を真っ二つにされ、亡くなったと思われていました。
ですが実は生きており、クローン対戦の裏で暗躍し、たびたび宿敵であるオビ=ワンと戦います。
その模様は、アニメ『クローン・ウォーズ』で描かれています。
ということなので、『スター・ウォーズ』シリーズを映画しか見ていないという人には、少々話がこんがらがってしまうのです。
なので、以下で『スター・ウォーズ』の時間軸をまとめておきます。
- 『スター・ウォーズ エピソードⅠ:ファントム・メナス』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅡ:クローンの攻撃』
- アニメ『クローン・ウォーズ』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅢ:シスの復讐』
- 『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』
- アニメ『スター・ウォーズ:反乱者たち』
- 『ローグワン:スター・ウォーズ・ストーリー』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅣ:新たなる希望』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅤ:帝国の逆襲』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅥ:ジェダイの帰還』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅦ:フォースの覚醒』
- 『スター・ウォーズ エピソードⅧ:最後のジェダイ』
※ダース・モールが登場する物語を、オレンジ色にしておきました。
ダース・モールは『クローン・ウォーズ』で生存が確認され、『スター・ウォーズ:反乱者たち』において、今度こそオビ=ワンに敗れて亡くなります。
なので、この時間軸であっているはずです。
※関連記事
ダース・モールだけじゃない!ダブル=ブレード・ライトセーバーの達人たち
『スター・ウォーズ』歴代シスの暗黒卿まとめ(エピソードⅠ~Ⅵ)
スポンサーリンク
続編はあるのか?
今作で残った大きな疑問である、キーラとダース・モールの関係性。
これを明らかにするには、続編が必要ですね。
ですが、スピンオフ作品に続編を作るというのは、あまり賢明ではありません。
そもそも、本作はハン・ソロに焦点を当てていますね。
なので、『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』の続編はないと思います。
とはいえ、他のスピンオフ作品と関連付けて、『スター・ウォーズ』の世界を大きくしようとしているのではないでしょうか。
現在、ボバ・フェットとオビ=ワンのスピンオフ作品が話に挙がっているらしいです。
ということは、ハン・ソロと同時期に活躍しているボバ・フェットの話でなら、ダース・モールやキーラの詳細が明らかになるかもしれません。
オビ=ワンのスピンオフだと、どの時期のオビ=ワンの話(エピソードⅡとⅢの間、エピソードⅢとⅣの間)かによって内容が大きく変わるため、ダース・モールが登場したとしても、キーラとの関係性は明らかにならない可能性があります。
まとめ
本記事は、『ハン・ソロ:スター・ウォーズ・ストーリー』の解説記事でした。
内容としては、海外で評価が低かった理由を考察し、時間軸をまとめ、続編があるかどうかを考察しました。
ハン・ソロの半生がわかったという点では、本作は非常に良かったのではないかなと私は思います。
なんだかんだ言っても面白い作品だったので、『スター・ウォーズ』ファンはぜひ観るべき作品です。
スポンサーリンク