数学嫌いな中学生・高校生へ!数学は必要なのか?克服すべきか?

日本の中学と高校では5教科を中心に授業が組まれており、得手不得手問わず、すべての生徒がすべての教科を勉強することになっています。

人間誰しも得意不得意があり、もちろん学校で習う勉強の中にも、得意なもの、苦手なものはあるはずです。

その中でも得意不得意が大きく分かれる科目といえば、やはり数学でしょう。

得意な人は自然と問題を解くことができ、逆に苦手な人は手も足も出なくなってしまうのが数学です。

私は中学と高校のころ、数学が大嫌いでした。

なので、どれだけ必死に考えても解き方がわからないという理由で数学が嫌いだという中高生の気持ちは、痛いほどわかります。

大人になった今となっては数学に振り回されてたのが馬鹿らしく思えますが、中学・高校のときは心底数学のせいで悩まされたものです。

そこで今回は、私の中高生時代の数学との格闘を振り返りつつ、数学の必要性を確認し、どのように数学と向き合うべきかを書いていきます。

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私が数学嫌いになったのは?

私が数学嫌いになった理由は、正直わかりません

というよりも、できないから嫌いになったと言うほうが正しいです。

思い返すと、小学生の算数から嫌悪感を抱いていました。

「4000円を20%引きしたらいくらでしょうか」というような問題も、「4000円のものがいくら安くなろうが、4000円あれば買えるのだからいちいち計算する必要がないだろ」と思っていた記憶があります。

そして、中学生になって最初に理解ができなかったのが方程式。

急にXとかいう記号が現れ、Xがいくらなのかを求めろといわれたときには、意味が分からず呆然としてしまいましたね。

とはいえ、中学生の数学は理屈さえ押さえてしまえば、何とか食らいついていくことができました。

中間テストや期末テストでは80点くらいは取れていましたし、実力テストなどの応用問題が多いものでも50点以下は取りませんでした。

問題は、高校生になってからの数学です。

私は普通科のそれなりの進学校に通っていました。

高校1年生のうちに数学Ⅰと数学Aを学び、2年生になったら文系に進んで数学Ⅱと数学Bを習うというのが私の高校のスタイルです。

高校1年生の頃に習った数学Ⅰと数学Aは、かなりギリギリではありましたが、30点から40点くらいをとることができていたので、赤点になることはありませんでした。(うちの高校は、平均点の3分の1以下が赤点でした。)

しかし、高校2年生になってはじまった数学Ⅱと数学Bは、さっぱりわからなくなってしまいました。

特にひどかったのが、ベクトルなどが登場した数学B。

数学Ⅱは何とか20点くらいとれていたので赤点は回避できましたが、数学Aは10点台が続き、2学期の期末テストでは8点くらいしかとれなかったため、人生初の赤点をもらいました。

そんなこんなで数学が心の底から嫌いになった私は、3年生の最後のテストで4点しか取れず、最後の最後に赤点をとって高校生活を終えました。

余談ですが、私は生まれつきの文系脳で、世界史が非常に得意です。

数学はまったくもって解くことはできませんでしたが、世界史は90点を下回ったことはありません。

なので、大学受験も数学を使わない、文学部の歴史関係の学科に進みました。

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そもそも数学は必要なのか?

数学が嫌いになると、「数学は必要なのだろうか?」と、一度は疑問に思うことでしょう。

ただでさえ苦手で根本的に解き方がわからないものが、大人になって働いていくうえで必要なのかと、高校生の頃は疑問に思いました。

結論から言うと、数学が大嫌いな私は、大学生になって以降は一度も数学を必要としていません

理系の学部に進んだり、経済学部に進んだり、あるいは数学の教員を目指しているという場合でなければ、基本的に数学は必要ありません。

また、建築関係や土木関係の仕事に就いた場合は、数学が必要なようです。

私の場合は、大学でラテンアメリカのことを学んで大学院に進学し、大学院を中退してからいろいろとしてきましたが、数学が必要だと感じたことはありませんでした。

では、数学というのはなぜ中学生や高校生のときに習わなければならないのでしょうか?

数学嫌いな私が思ったことは、数学を学ぶことを通して、論理的に問題を解くということを身に着けるために、数学を勉強しているということ。

もっと簡略して言えば、数学は物事を論理的に、順序立てて説明する能力を得るための練習ということができます。

なので、数学で出てくるベクトルや因数分解、方程式などは、実生活では必要としません。

そういう意味では、やはり数学は必要ではないと言うことができます。

ただし、上記したような物事を論理的に説明し、順序立てて説明する能力は、大人になってから非常に役立つ能力です。

なので、それを身に着けるために数学を学ぶというのは、価値のあることだと思います。

どうしても数学が嫌いなら?

とはいえ、中学生や高校生に上記のようなことを言っても、正直どうでもいいと思われてしまいますよね。

実際私自身も高校生のときに、数学の先生に数学を学ぶ意義を聞かされたことがありますが、数学が嫌いという嫌悪感が勝るので、いくら先生がもっともなことを言っていても、一切身に沁みませんでした。

結局、嫌いなものは嫌いなので、いくら数学を勉強することの本質を問われたところで、それはあくまで「数学が得意な人」が言っている空論だと思ってしまいますよね。

そこで、私は高校生2年生のときに決断をしました。

それは、数学を捨てることです。

「捨てる」という文字通り、本当に数学の勉強に費やす時間をなくし(課題だけはやりました)、代わりに得意な科目や伸びしろがある科目(国語と英語)を勉強していました。

裏を返せば、数学から逃げただけですけどね。

ですが、数学を捨ててしまうと進路の選択肢がかなり狭くなってしまいます。

なので、あまり他人には「数学が嫌いならやらなければいいじゃん」というような、無責任なことを言うことはできません。

できることなら、数学が嫌いであっても、多少は勉強して少しだけでもできるようになるほうがいいに決まっています。

とはいえ、全国の中学生や高校生の中には、本当に数学が苦手で、勉強しても全然できるようにならなくて、心の底から数学が嫌いだという人もいますね。

その苦しみは痛いほどわかります。

嫌いなもの、苦手なものから逃げるのは、ときには必要なことかもしれません。

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