世界で多くの人々を魅了してきた、『ハリー・ポッター』シリーズ。
『ハリー・ポッターと賢者の石』から始まったこのシリーズは、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で一旦幕を閉じましたが、その後、8つ目の物語である『ハリー・ポッターと呪いの子』が、舞台公演されました。
その舞台の脚本を本にしたものは、正式な『ハリー・ポッター』シリーズの続編として、世界中で注目を集めています。
『ハリー・ポッターと呪いの子』↓
私も前から読みたいと思っていましたが、なかなか読むタイミングがつかめませんでしたが、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を契機に、読んでみることにしました。
今回は、『ハリー・ポッターと呪いの子』の感想と内容について述べていきます。
※記事の性質上、ネタバレを含みます。
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Contents
あらすじ
ハリー・ポッターが仲間たちとともにヴォルデモートを倒してから19年後。
ジニー・ウィーズリーと結婚したハリーは、次男のアルバス・セブルス・ポッターをホグワーツに送り出します。
そんなハリーは、魔法省で激務に追われ、あわただしい毎日を過ごしていました。
一方で、魔法界ではヴォルデモートの息子がいるという噂が広まり、ハリーの傷跡もかなりの年月を経て痛み始めます。
闇の力が再度復活しようとする中、ハリーとアルバスはどのように立ち向かっていくのでしょうか。
感想
結論としては、『ハリー・ポッター』シリーズの続編として、かなり面白い作品でした。
本の内容は部隊の脚本をそのまんま本にしたような感じですが、それにもかかわらず内容がしっかりと把握でき、その光景も頭の中にしっかりと浮かび上がってきました。
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、ハリー・ポッターとアルバス・セブルス・ポッターという2人の主人公から成り立っています。
何より感慨深いのは、あのハリー・ポッターが父親になっているということです。
ですが、ヴォルデモートを倒して魔法界の英雄となったハリーでも、次男のアルバスとの関係はこじれていき、なかなか上手くいきません。
ハリーは父親が亡くなっているので、父親がどのように子供に接してくれるのかというお手本がなく、アルバスも魔法界の英雄を父にもつというプレッシャーゆえ、ハリーとの距離を縮めないようにしています。
一方で、アルバスは反発しながらも父親に認めてもらおうと、自分なりに奮闘します。
このような父親と子供の複雑な内面がベースにあるからこそ、本作の内容がより深いものになったのだと思いました。
そして、肝心のストーリーですが、これは本当に面白かったです。
アルバスと親友になったマルフォイの息子スコーピウスは、魔法省から盗み出した逆転時計(タイムターナー)を使って過去に戻り、ヴォルデモートのせいで亡くなったセドリック・ディゴリーを助けようとします。
そして、セドリックを救うためにさまざまな工夫をするアルバスとスコーピウスですが、過去をいじったことによって、現在の時間にさまざまな支障をきたしてしまいました。
注目すべきなのが、この過去をいじったせいで変わってしまった世界。
この点はあとで詳しく詳述しますが、このパラレルワールドが非常に面白く、創造性豊かなJ・K・ローリングさんの脚本の素晴らしさが押し出されています。
とまあ、本当に読んでいて面白い作品でした。
個人的には、オリジナルキャストを再集結させて、映画版『ハリー・ポッターと呪いの子』も観てみたいです。
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内容ネタバレ
※ここからは、内容に関してネタバレをしていきます。
ハリーとロン、ハーマイオニーたちの状況
まず最初は、この3人についてです。
『ハリー・ポッター』シリーズと言えばこの3人なので、もちろん19年後も登場します。
主人公であるハリーは、魔法省で働いており、魔法法執行部部長という重役についています。
実際にいろいろな現場を駆け回って織ということなので、いわゆる闇祓いだと考えてよさそうです。
そしてロンですが、いたずら専門店を経営しています。
おそらく、ジョージとフレッドが経営していたお店を引き継いだということでしょう。
そしてハーマイオニーですが、なんと魔法大臣の役職についています。
勉強熱心で、あらゆる経験と知識を有する彼女だからこそ、マグル生まれというハンディキャップを背負いながらも、魔法大臣にまで上り詰めることができたのでしょう。
アルバス・セブルス・ポッターはスリザリン
ホグワーツに入学すると、組み分け防止によってグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、そしてスリザリンの4つの寮に分けられます。
アルバスは入学前にスリザリンになることを恐れていましたが、結果的にスリザリンに組み分けされました。
ちなみに、兄のジェームズ・ポッターはもちろんグリフィンドールですし、妹のリリーもグリフィンドールです。
なので、周りからはポッター家なのにスリザリンだと言われ、スコーピウスとしか心を許せるような友人になれません。
ホグワーツ急行からの途中下車
キングズ・クロス駅の9と4分の3番線から発車しているホグワーツ急行。
ホグワーツに向かう生徒たちを乗せているこのホグワーツ急行ですが、実は過去に脱走しようとしたものがいます。
それは、シリウス・ブラックと仲間たち(おそらくジェームズ・ポッターやリーマス・ルーピンたち)やウィーズリー家のジョージとフレッド。
そういうことをしそうなメンバーではありますが、彼らは途中下車することができませんでいした。
なぜなら、車内販売魔女がホグワーツ急行からの途中下車を妨げてきたから。
車内販売魔女はたば物を売るだけでなく、このように途中下車を阻止する役割も与えられていたようです。
ですが、『ハリー・ポッターと呪いの子』において、ついに途中下車を許してしまいます。
その途中下車をはたしたのが、アルバスとスコーピウスです。
パラレルワールド
セドリック・ディゴリーを救うために過去に戻ったアルバスたちのせいで、2つのパラレルワールドが生み出されました。
一つ目のパラレルワールドは、ロンとハーマイオニーに多大な影響を与えます。
ロンとハーマイオニーは結婚していないので、娘のローズが生まれておらず、ハーマイオニーも魔法大臣ではなくホグワーツの闇の魔術に対する防衛術の教師として働いています。
三校魔法学校対決試合に戻ったアルバスは、セドリックを勝たせないようにするために、第一の試練のドラゴン戦に際して、セドリックの杖を奪います。
その結果生じたのが、このパラレルワールドです。
ですがこのパラレルワールドは、まだ優しいほう。
2つめのパラレルワールドは、ヴォルデモートが支配する世界になっています。
その原因は、2つ目の試練の際にアルバスたちがセドリックに大恥をかかせたために、セドリックがデスイーターになってしまったことにあります。
デスイーターになったセドリックは、ネビル・ロングボトムの命を奪ったため、結果的にハリーたちはヴォルデモートに勝つことができなかったのです。
ちなみに、このパラレルワールドではハリーは亡くなっており、ロンとハーマイオニーはスネイプの助けを得ながら、隠れながら生活をしています。
ゆえに、この時間にはアルバスはいないので、スコーピウスが一人で過去を修正することになりました。
ヴォルデモートには娘がいる
『ハリー・ポッターと呪いの子』の大きなテーマの一つが、ヴォルデモートに子供がいたのではというもの。
ヴォルデモートの子供だと考えられていたのは、マルフォイの息子であるスコーピウス。
ですが実際は、ヴォルデモートの子供は女の子で、本名かどうかはわかりませんがデルフィーという名前です。
デルフィーはアルバスとスコーピウスを上手く操り、逆転時計を入手させて過去に行き、父であるヴォルデモートに会おうとしました。
そして母親ですが、なんと母親はベラトリックス・レストレンジです。
ヴォルデモートとベラトリックスの子供と考えただけで、かなり恐ろしい人物であることがうかがえますね。
ちなみにデルフィーは、父親と同じように箒なしで宙に浮くことができ、蛇と話せるパーセルタングでもあります。
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