2016年に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、2018年に『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開され、世界に再び『ハリー・ポッター』ブームを巻き起こしました。
魔法動物学者であるニュート・スキャマンダーが主役の『ファンタビ』シリーズでは、タイトル通り不思議な動物たちが物語に登場し、さまざまな側面でストーリーを盛り上げてくれます。
そんな『ファンタスティック・ビースト』シリーズでニュート・スキャマンダーが書き上げた魔法動物に関する本が『幻の動物とその生息地』です。
『幻の動物とその生息地』↓
なんとこの本、私たちが生きる現実世界でも発売されています。
作者はもちろん、『ハリー・ポッター』シリーズのJ・K・ローリングさんです。
今回は、『幻の動物とその生息地』の感想を述べていきます。
※記事の性質上、ネタバレを含みます。
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内容は?
この『幻の動物とその生息地』は、児童文学扱いで発売されていますが、『ハリー・ポッター』と『ファンタスティック・ビースト』が好きな人なら、誰もが楽しめる作品です。
内容としては、ニュートの経歴や魔法動物全般に関することが書かれた後に、それぞれの動物について事典式で解説されているという形式になっています。
また、一部の魔法動物は挿絵があるため、文章を読むのが苦手という人でも、読みやすい作品になっています。
感想
上述したように児童文学ではありますが、これまで『ハリポタ』と『ファンタビ』を観てきた私からすると、非常に面白い作品でした。
何が面白いかというと、これまで映画の中に出てきた魔法動物たちが詳しく解説されており、「この動物は実はこんな習性だったのか」と、映画本編の中では触れられない細かな設定を知れるというのが、ファンとしては非常に面白かったです。
例えば、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で登場したバジリスクなんかは、「ヒキガエルの下で孵化した卵から生まれる」という設定があるということを、この本で読んで知ることができました。
また、ヒッポグリフやハンガリー・ホーンテールなど『ハリポタ』シリーズに登場したもの、ニフラーやボウトラックル、ムーンカーフなど『ファンタビ』に登場した動物たちは、映画で観ている分なぜか親近感がわいてきて、読んでいて嬉しくなりました。
そして、読んでみて思ったのは、例えばドラゴンやユニコーン、キメラ、イエティなど、私たちの想像上、あるいはUMAとして認識されている動物が、多数登場しているということ。
この本の一番面白いのは、魔法動物はマグル(私たち)にとっては空想上の生き物に過ぎないが、魔法界ではごく当たり前の存在であるという設定です。
本の設定自体が非常にファンタジーであるということが、この本の面白さをより一層引き出しているのではないでしょうか。
そして読みながら感じたのは、次の『ファンタスティック・ビースト』ではこの本の中からどの魔法動物が登場するのだろうかという、続編への期待感です。
なので、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを観たことある人はもちろんですが、観たことない人も『幻の動物とその生息地』を読むことで、『ファンタビ』が100倍面白くなるでしょう。
ぜひとも、『幻の動物とその生息地』を読んでみてください。
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