『物語』シリーズ考察!斧乃木余接の製作で忍野メメと貝木泥舟が負った呪いとは?

10年以上の歴史をもつ『物語』シリーズは、今なお多くのファンから愛されている作品です。

魅力的なキャラクターや怪異と呼ばれる存在など、ストーリー以外でも非常に見どころのある作品で、数々の謎や伏線も張られています。

『終物語』で大方の謎や伏線は回収されましたが、今なお未解明の謎も残っています。

それは、斧乃木余接を製作した際に、忍野メメと貝木泥舟が負った呪いについてです。

今回は、忍野メメと貝木泥舟が負った呪いについて考察していきます。

※記事の性質上、『物語』シリーズのネタバレを含んでいるのでお気を付けください。

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斧乃木余接の製作について

「僕はキメ顔でそう言った」という少々長めの口癖とともに斧乃木ちゃんが初登場したのは、『偽物語』の「つきひフェニックス」。

影縫余弦の式神である斧乃木ちゃんは、しでの鳥である月火の処遇を巡って阿良々木君たちと対峙しました。

しかし月火が無害認定された後は、しばしば阿良々木君に協力し、仲良くなっていきます。

そんな斧乃木ちゃんですが、作られたということは早い段階でわかっていましたが、『憑物語』でさらに詳細がわかりました。

斧乃木ちゃんの製作の企画は臥煙伊豆湖が立案し、忍野メメと貝木泥舟、影縫余弦、さらに手折正弦が制作にかかわっていたことが判明。

さらに、その後の『宵物語』後半の「まよいスネイク」(未アニメ化)では、誰がどのパーツを作ったのかということも明かされます。

斧乃木ちゃんの頭部を担当したのが臥煙さんで、「何でも知っている」という呪いを負うことになりました。

また、影縫さんと正弦はそれぞれ脚を担当し、「地面を歩けない」という呪いを追うことになります。

その流れで、忍野と貝木の呪いについても語られると思いましたが、そうならずに次の場面へ進んでしまいました。

なので、忍野と貝木が負っているであろう呪いについては明らかになっていません。

忍野メメと貝木泥舟の呪いは?

ではここから、忍野メメと貝木泥舟が負った呪いについて考察していきましょう。

再度確認しますが、臥煙さんは頭を担当し、「何でも知っている」という呪いにかかりました。

影縫さんと正弦は脚を担当し、「地面を歩けない」という呪いを負います。

そして忍野と貝木ですが、流れからして腕の製作を担当していたということになるでしょう。

そうなると、忍野と貝木も「腕関係」の呪いにかかっているということが考えられます。

ですが、忍野も貝木も腕にこれといった傷跡などはなく、何か制約を受けているようには見られませんでした。

また、貝木と忍野に共通していることと言えば、住所不定でうろうろしていること。

腕の製作で「一か所に居を構えていられない」という呪いを受けているとは考えにくいので、これは本人たちの気質の問題でしょう。

忍野も貝木も腕関係で呪いを負っていないということは、そもそも呪い自体を負っていないと考えることもできます。

その理由として、忍野と貝木は斧乃木ちゃんの「所有権」を放棄しているからです。

所有権を放棄する際に、斧乃木ちゃん製作の際に負った呪いも「放棄された」と考えるのが、最も筋が通ります。

なので、忍野と貝木が斧乃木ちゃん製作の際に負った呪いは、所有権の放棄とともになくなったというのを、考察の結論にしておきます。

おそらく、今後の話(『死物語』)で貝木が登場するはずなので、その際にこのことについても明らかになるかもしれません。

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