『物語』シリーズ考察!貝木泥舟は結局「偽物」なのか?正体は?

大人気である『物語』シリーズは、『化物語』の放送以降非常に人気を誇っているシリーズです。

10年以上続いているシリーズなので、これまで数々の魅力的なキャラクターが登場してきました。

女性キャラクターが人気を集める中、男性キャラクターの中でもとりわけ人気が高いキャラクターがいます。

それが貝木泥舟です。

そんな貝木泥舟ですが、10年以上続いているシリーズの中でも、まだまだ謎が深いキャラクターでもあります。

今回はそんな貝木泥舟について、「偽物」なのか、正体は何なのかという点について考察していきます。

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貝木泥舟について

最初は、貝木泥舟について紹介していきます。

貝木泥舟は『偽物語』の「かれんビー」にて初登場しました。

真っ黒のスーツを身にまとった不気味な男で、初めて会った阿良々木君に「不気味」と称されます。

三木眞一郎さんが担当声優です。

貝木は詐欺師で、お金のためにあらゆる人々を騙してきました。

お金のためなら相手は選ばず、阿良々木君たちが暮らす街では中学生を相手に「おまじない」を流行らせ、「商売」を行っています。

この貝木の「おまじない」のせいで、千石撫子は蛇切縄に全身を巻きつかれることになりました。

詐欺師をやっていますが、大学時代には臥煙伊豆湖や忍野メメ、影縫余弦、手折正弦などの「専門家」たちと同じサークルに所属していたという経歴をもっています。

『偽物語』で登場した際には、戦場ヶ原家を離婚に追い込み、火憐に「囲い火蜂」をプレゼントするなど、なかなかなクズっぷりを発揮し、多くの視聴者に「ザ・悪役」という印象を与えました。

ですが、『恋物語』の「ひたぎエンド」では、神になった千石撫子を騙して阿良々木君と戦場ヶ原さんを助ける立場として登場。

詐欺師ではなく、一人の人間として「本音」で千石撫子と向き合ったことで、千石撫子を人間に戻すことに成功します。

また、同じく『恋物語』の中で、戦場ヶ原家を崩壊さることで、戦場ヶ原さんを助けようとしていたこともわかりました。

そのため、貝木泥舟に対する評価は180度変わり、一気に人気キャラクターになりました。

貝木は「偽物の」専門家なのか?

貝木は、自分はただの詐欺師で「偽物の」専門家だと述べています。

ですが、貝木は怪異を知っており、怪異を使ってもいます。

実際のところ、貝木は専門家として「偽物」なのでしょうか。

結論から言うと、貝木の怪異に関する知識は本物と言えるでしょう。

『偽物語』で火憐に「囲い火蜂」をプレゼントした際、その効果は絶大でした。

そのうえで、「囲い火蜂」自体は偽物の怪異であるということを知っています。

また、『恋物語』で千石撫子に施した「蛞蝓豆腐」は、「のらりくらりと生きていく」という効果を与えるために、撫子に付与しました。

しかしそれだけではなく、三竦みの原理にのっとって、「蛇を抑え込むための蛞蝓」ということを理解したうえで、「蛞蝓豆腐」を施しているのです。

ちなみに、アニメ化されていない『愚物語』と『業物語』で明らかになるのですが、「囲い火蜂」も「蛞蝓豆腐」も火憐と撫子の体の中に残り続けています。

このように、貝木は確かに怪異に関する知識を有しており、それを最適な形で使用することができているのです。

なので、貝木は「本物の」専門家ということができます。

貝木の正体は?

『恋物語』の最後で、頭を殴打されて絶命したように思われた貝木泥舟ですが、その後に放送された『花物語』では、元気よく神原駿河の前に登場します。

そのため、貝木泥舟の正体についていろいろなことがささやかれるようになりました。

神原の前に現れた貝木は幽霊であるという説や、貝木自体が怪異であるというものなど、数々の考察があります。

この貝木が普通に生きている点については、今のところ原作でも明らかになっていません。(『扇物語』時点)

なので実際のところはわかりませんが、そこまで複雑なことはないと思います。

まず結論から言うと、貝木の正体はただの詐欺師で人間であり、幽麗や怪異ではないです。

では、なぜ貝木が普通に生きているのかという点ですが、これは単純に臥煙さんが関係していると考えるのが自然ではないでしょうか。

頭を殴打される前に、貝木は「臥煙さんはこういう結末になるということをわかっていた」と考察していました。

実際、臥煙さんは「何でも知っているお姉さん」なので、絶対にわかっていたはずです。

なので、あの場で貝木が襲われるということも知っていたため、助けることも可能だったと考えられます。

結局のところ、なんだかんだ臥煙さんの掌の上だということです。

貝木泥舟はただの人間であり、詐欺師であるという認識のままで問題ありません。

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