放送開始から10年以上経った現在でも根強い人気を誇る『物語』シリーズ。
『化物語』から始まった『物語』シリーズは、ファイナルシーズンの『続・終物語』までアニメ化されています。
そんな『物語』シリーズですが、非常に魅力的なキャラクターが登場し、物語に彩りを加えてくれます。
その中でも人気のキャラクターが、委員長の中の委員長こと羽川翼です。
ヒロインの中でも結構癖のあるキャラクターで、かなり複雑な経歴を持っている羽川翼。
そんな羽川翼について、どのようなキャラクターなのかを振り返り、アニメの後の原作ではどうなったのか紹介していきます。
※記事の性質上、『物語』シリーズ、および羽川翼に関するネタバレを含みます。
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Contents
羽川翼について
【放送情報】
『偽物語』第5話「かれんビー 其ノ伍」が朝日放送テレビにて本日26:44~放送開始となります。
遅い時間からの放送となりますが、ぜひご視聴ください!青春は、”ほんもの”になるための戦いだ。https://t.co/4wrNZgFS2Y#物語シリーズ pic.twitter.com/aIV01BBXin
— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) November 11, 2020
羽川翼は、シリーズ1作目の『化物語』より登場するヒロインで、阿良々木君と同じ直江津高校3年生。
『化物語』より前の、阿良々木君が吸血鬼になったいきさつが描かれる『傷物語』でも登場しているので、『物語』シリーズの中では最古参のヒロインです。
声優は堀江由衣さんが担当しています。
『化物語』、『傷物語』、『猫物語(黒)』の3作品では、三つ編みで眼鏡といった「ザ・委員長」スタイルだった羽川さん。
『偽物語』以降は、画像のように髪を切ってショートヘアに落ち着きました。
羽川翼は直江津高校で学年トップの成績を誇っており、加えてあらゆる分野の知識も豊富です。
何でも知っていそうですが、本人曰く「何でもは知らないわよ。知ってることだけ。」とのこと。
とはいえ、羽川さんの頭の良さは本物で、おまじないを広めた人物が貝木泥舟であることを突き止める、老倉育の母親の失踪の理由を10秒で推理するなど、さまざまな場面でその本領を発揮しています。
そんな完璧超人の羽川さんですが、家庭環境を理由にものすごくストレスをためており、「障り猫」という怪異を宿して町中を暴れまわりました。
猫化した羽川さんは「ブラック羽川」と言い、語尾が猫らしく「にゃ」になります。
以上が、大まかな羽川翼の紹介です。
作品ごとの羽川翼
ではここから、作品ごとの羽川翼についてみていきます。
時系列順に紹介していきます。
『傷物語』
『傷物語』での羽川さんは、阿良々木君と出会い、阿良々木君が吸血鬼になってしまったことを知ると、阿良々木君を全力で助けようとしてくれました。
特に、エピソードとの戦闘の際には、文字通り「命がけで」阿良々木君にアドバイスをし、本当に命を落としかけます。
そして、キスショットとの戦闘の前には、全力で阿良々木君を励ましていました。
『猫物語(黒)』
父親にはたかれ、散歩していたときに阿良々木君と出会った羽川さん。
阿良々木君に事の経緯を話した際に、道端でひかれたしっぽのない猫を見つけます。
その猫の亡骸を埋めてあげた羽川さんは、「障り猫」という怪異に憑かれ、夜な夜な人々を襲います。
阿良々木君と忍のエナジードレインによって、一時的に障り猫を封印しました。
『化物語』
阿良々木君が戦場ヶ原さんと付き合い始めたことによって、羽川さんの中で再度ストレスが爆発し、再び障り猫として夜の街を闊歩します。
ですが、このときは人間を襲うことなく、行方不明になった忍を探すお手伝いをしてくれました。
結果、阿良々木君の中にいた忍のエナジードレインによって、改めて障り猫を封印。
猫耳姿の羽川さんが見られたのも貴重でしたね。
『偽物語』
『偽物語』では、中学生の間ではやっているおまじないの元凶である貝木泥舟を見つけ出し、ファイヤーシスターズを手助けしました。
この作品から、羽川さんがショートカットデビューです。
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『猫物語(白)』
新学期早々、八九寺真宵と遭遇した羽川さん。
八九寺との会話を終えると目の前に白い虎が現れ、その後家が燃えてしまいます。
寝床が亡くなってしまった羽川さんは、例の学習塾後で寝ていたところ、戦場ヶ原さんによってたたき起こされ、家に連れていかれます。
そして、戦場ヶ原家に一泊したのち、阿良々木家に居候することになりました。
阿良々木家で、もう一人の自分である「ブラック羽川」にあてた手紙を書いた羽川さんは、自分が生み出した「苛虎」と対峙します。
ギリギリのところで現れた阿良々木君の助けもあって、苛虎を吸収することに成功。
そして、阿良々木君に一世一代の告白をしました。
個人的に、『猫物語(白)』は『物語』シリーズの中でもトップレベルで好きな作品です。
『終物語』
『終物語』では、老倉育の一連の出来事に関わります。
戦場ヶ原さんがグーパンチをかます前は、文字通り全身全霊で戦場ヶ原さんを阻止しようとし、老倉育の家に行った際は、自分の経験も踏まえて老倉にいろいろと伝えます。
そして、忍野扇の挑戦にのって、たったの10秒で老倉の母親が失踪した理由を解明。
後半では、地球の裏側にいた忍野メメを連れてきて、暗闇にのまれそうになった忍野扇と阿良々木君を助けます。
アニメのその後はどうなった?
アニメでの羽川翼について、ざっと上述しておきました。
ここからは、アニメのその後の羽川翼について、原作を元に説明していきます。
『業物語』
『物語』シリーズのオフシーズン、『業物語』にて登場した羽川翼。
時間軸としては、上記の『終物語』で忍野を日本に連れてくる前になります。
南極に行って忍野メメを見つけ出した羽川さんですが、忍野を日本に連れて帰るにあたって、羽川さんが世界を回っている間にあった話をするように言われます。
なので、ドイツで吸血鬼につかまった際の話を忍野に語りました。
この話では、懐かしのドラマツルギーが出てきて、そして羽川翼の隠された能力が発現するなど、非常に見どころがあります。
忍野の説得に成功した羽川さんは、阿良々木君のもとに忍野を連れていくのです。
『結物語』
『結物語』は、高校を卒業してから5年後が舞台で、阿良々木君はキャリア警察官になっています。
一方の羽川さんはというと、世界の戦争をなくす平和活動家として、世界に名を轟かせていました。
戦争や紛争が起こっている地域に赴いては、それらの調停をし、着々と戦争をなくしているのです。
そんな「ツバサ・ハネカワ」が日本に帰ってくるということで、日本政府は大パニックになります。
阿良々木君には、羽川さんとの接触禁止命令が出されましたが、なんと羽川さんが家に来てしまいました。
いろいろと話をしていきますが、最終的に『傷物語』で阿良々木君に預けた「例のあれ」を回収し、阿良々木家から姿を消します。
まとめ
『物語』シリーズのヒロインである羽川翼。
アニメで活躍した後は、なんと世界で戦争をなくす平和活動家になっていました。
オフシーズンやモンスターシーズンがアニメ化された際には、これらをアニメで観ることができるので、とても楽しみです。
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