外国語を学ぶんでいる人の多くは、学んでいる外国語を公用語としている国への留学を考えるでしょう。
私自身も大学に入ってスペイン語を学びだして、スペイン語圏への留学を考えて、留学する国を選びました。
そして、私が留学先に選んだ国は、中米に位置するグアテマラのアンティグア。
アンティグアは、首都であるグアテマラ・シティから車で一時間ほどのところに位置します。
結論から言うと、私がグアテマラで過ごした一か月は、人生でかけがえのない時間となり、一生の宝になりました。
そこで今回は、私の経験を踏まえつつ、グアテマラのアンティグアに留学をする魅力を、3つの理由にまとめて紹介していきます。
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理由1:自分に合ったスペイン語が学べる
実は、グアテマラのアンティグアは、スペイン語の発音がきれいなことで有名です。
きれいな発音を学べるということで、アメリカ大陸を縦断しているバックパッカーが、南米へ行く前にスペイン語の勉強に立ち寄るのが、このグァテマラのアンティグア。
そのため、アンティグアには多くの語学学校が点在しています。
そして、アンティグアの語学学校の多くは、先生と生徒が一対一で向き合う形で行われる授業なので、自分のスペイン語のレベルに合った授業をしてもらうことができるのです。
授業時間も1時間から4時間と、自分が集中できる時間を選択できます。私は一日4時間頑張りました(結構しんどかった)。
私の場合、スペイン語での会話力をつけたかったので、会話を中心(というよりは会話だけ)の授業にしてもらい、学術的な内容(グアテマラの政治や経済、歴史など)について、お互いに話し合いました。
基本的に、語学学校の先生は、生徒の要望には答えてくれます。なので、安心してわからないことは聞き、自分の要望を伝えましょう。
このように、自分に合った授業を受けられるということが、アンティグアでスペイン語を学ぶべき一番の理由です。
ちなみに、私が通ったのは「Spanish School CANO」という語学学校で、日本人が多く通っています。
参考:Spanish School CANO https://www.facebook.com/cano.antigua/
理由2:治安がかなりいい
基本的に、ラテンアメリカは治安が悪いです。
特に、グアテマラが位置する中米は麻薬の中継地点であるため、麻薬組織の抗争も頻繁に起こり、年々治安が悪くなっています。
「じゃあ怖くてグアテマラなんかいけないじゃん!」ということもありません。
なぜなら、グアテマラのアンティグアは世界遺産に登録されている、世界的にも知られた観光地だからです。
世界から多くの観光客が訪れるため、グアテマラも国としてアンティグアの治安維持には全力を尽くしています。
実際、観光警察と呼ばれる人も多く配置されており、かなり治安の維持に力を入れているということが窺えました。
私自身一か月アンティグアで生活しましたが、一度も危ない目にはあいませんでした。
なので、アンティグアで生活している以上、危険な目にはあわないはずです。
ただし、気を抜きすぎるとスリなどの被害にあう可能性があるので、常に周りには気をつけましょう。
また、夜は観光警察の警備もほとんどないので、あまり出歩くのはおすすめしません。
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理由3:観光が楽しめる
意外と知られていないかもしれませんが、グアテマラは古代マヤ文明が栄えた地域で、現在でも多くの古代マヤ遺跡を有する国なのです。
また、スペイン人に侵略されて以降の植民都市の街並みや、長らく大地に根付いてきた美しい自然など、多くの観光名所があります。
加えて、アンティグアからは隣国ホンジュラスへ行くことも可能なので、大いに観光を楽しむことができるのです。
なので、私はアンティグアへの留学中、いくつか観光名所に行ってきました。
以下で、私が行った観光名所を紹介します。
ティカル遺跡
まず最初は、グアテマラが有する3つの世界遺産の一つであるティカル遺跡。
複合遺産として登録されているので、遺跡だけでなく、野生の動物や植物などの生態系も楽しめます。
オオハシがいました!
ティカル遺跡は、グアテマラの最北にあるペテン県という地域に位置する、古代マヤ文明の遺跡です。
アンティグアから行く場合は、夜行バスを使いましょう(約8時間)。
ティカルには、紀元前800年ころ(先古典期)から人が住み始めていたと言われており、紀元後6世紀ごろに衰退し始めたといわれています。
ちなみに、このティカル遺跡は、現在発見されている古代マヤ遺跡の中で、最も広い面積を誇っている遺跡です。
実際、私も朝の7時から夕方5時まで、約10時間ほどかけて急いで回りました。
ティカル遺跡をじっくり見学したい人は、二日間かけて観光することをおすすめします。
アティトラン湖
アティトラン湖は、「世界一美しい湖」と形容されるほど美しい湖です。
アティトラン湖↓
(この日は天気が悪く、あまりいい写真が撮れませんでした)
周りは火山に囲まれており、湖の周りにはマヤ系先住民族の村々が点在しています。
そんなアティトラン湖は、アンティグアから車で約3時間で行けるほど近いです。
アンティグアからアティトラン湖に行くには、まずはパナハッチェルという町に向かいましょう。
パナハッチェルに到着すると、目の前には広大なアティトラン湖が広がっています。
私はアティトラン湖をクルージングし、30分ほどかけてサンティアゴ・アティトランという村に行きました。
サンティアゴ・アティトラン↓
コパン遺跡
最後に紹介するのは、隣国ホンジュラスのコパン遺跡です。
コパン遺跡↓
アンティグアからは、コパン遺跡があるコパンという町まで、直行バスで5時間ほどで行けちゃいます。
途中で、国境を超えるために、出国審査と入国審査がありました。
グアテマラとホンジュラスの国境↓
コパン遺跡は紀元前400年ごろから歴史があり、現存しているマヤ遺跡の中では、遺構がかなりきれいに保存されています。
また、ホンジュラス名物であるオウムも、私を出迎えてくれました。
オウム↓
まとめ
グアテマラのアンティグアでは、一対一の自分に合った授業で、とても楽しくスペイン語を学ぶことができます。
加えて、グアテマラの観光地で治安もいいので、安心して留学生活が楽しめるはずです。
そして、グアテマラ国内、また近隣諸国への観光もしやすいので、退屈なく生活が送れます。
スペイン語留学で迷っている方は、ぜひグアテマラのアンティグアも視野に入れてみてください。
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