『ワンピース』考察!海軍大将藤虎の「王下七武海制度完全撤廃」の目的とは?

大人気連載中の『ワンピース』

この記事を書いている段階では、「ビッグマム編」が進行中。

ですが一旦、一つ前の「ドレスローザ編」で気になった点があるので、今一度振り返ってみます。

その気になって点というのは、海軍大将藤虎がドフラミンゴに言った、「王下七武海制度の完全撤廃」

「ドレスローザ編」を読んでいた時は「へえ」という感じでスルーしましたが、今考えるととんでもないことを言っていますよね。

そして、それを言ったのが海軍大将の地位にありながら土下座をするくらいの徳の持ち主である藤虎なので、何か目的があるのではないかと思います。

そこで今回は、藤虎が「王下七武海制度完全撤廃」を目指す真の目的について考察します。

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藤虎とは?

藤虎↓


『ワンピース』71巻より画像引用

最初に、藤虎について簡単にまとめておきます。

藤虎が登場したのは「ドレスローザ編」で、世界徴兵によって徴兵された新海軍大将。

誰にでも敬語で話し、市民の安全を第一に考える、正義を体現したような人物。

そして、特徴的なのが盲目であること。

藤虎曰く、見たくないものが多すぎたため、自ら目を閉じたとか。

そんな盲目の藤虎ですが、海軍大将だけあってかなりの実力者。

藤虎の悪魔の実が何なのかはわかっていませんが、重力を操作できる能力であるということがわかっています。

その能力はすさまじく、隕石を呼び寄せることさえできます。

とはいえ、その能力が超人(パラミシア)系なのか自然(ロギア)系なのか、そして重力を操作できるのは刀の能力ではないのかなど、わからないことが多いのも事実。

まだまだ謎が多い人物です。

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そんな藤虎が掲げているのが、「王下七武海制度完全撤廃」

藤虎の「王下七武海制度完全撤廃」発言

藤虎が「王下七武海制度完全撤廃」を目論んでいることを打ち明けたのは、ドフラミンゴとの掛け合いの最中です。

以下がその発言。

「あたくしァ世界徴兵の新参者ですが
大将という立ち場を受けたからにゃ・・・やりてェ事がある」
「”王下七武海”制度の完全撤廃でごぜェやす!!!」
『ワンピース』74巻より本文引用

「ドレスローザ編」を読んでいる最中は、この発言は王下七武海の一人ドフラミンゴをあくまで「海賊」として扱い、決して味方ではないということを表すために言ったのかと思っていました。

ですが、「ドレスローザ編」が集結して、藤虎の曲がったことを許さない性格がわかった今となると、もっと複雑な目的があるのではないかと思います。

では、その目的について考察していきます。

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「王下七武海制度完全撤廃」の目的とは?

藤虎が「王下七武海制度完全撤廃」を目指す真の目的は、ずばり現在の世界秩序の崩壊ではないでしょうか。

『ワンピース』の世界は、海軍本部と四皇、そして七武海の三大勢力によって世界の均衡が保たれています

思い返してみると、クロコダイルがルフィに負けて逮捕された後、早急に次の七武海候補を探していましたね。

ということは、七武海が一人欠けるだけでも、世界の均衡に影響をきたすということが窺えます。

それほど重要な七武海を完全撤廃してしまうということは、世界秩序の崩壊を意味することになりますね。

話を「マリンフォード頂上決戦」にまで戻すと、世界の構図がよくわかると思います。

頂上決戦の際、海軍本部の主力メンバーは、海軍大将と七武海メンバーでした。

七武海をもってして、四皇の一角である白ひげ海賊団と戦うことができたのです。

この頂上決戦は、七武海の重要性が大いに表れていました。

 
おそらく、藤虎はここまで考えたうえで、「王下七武海制度完全撤廃」を掲げているのでしょう。

実際、藤虎が赤犬と電伝虫で話している際、現在の海軍の在り方に疑問を持っているような発言をしていました。

そして、リク王に対して土下座をするなど、海軍の大将らしからぬ行動をし、海軍の面目をつぶしてさえいます。

つまるところ、藤虎は海軍の面目をつぶし、そのうえで王下七武海制度をなくすことで、世界の秩序を壊したがっているように思えます。

 
ちなみに、この「王下七武海制度完全撤廃」に関しては、そのうち描かれるであろう世界会議(レヴェリー)の議題にもなるでしょう。

ビビのアラバスタ王国やリク王のドレスローザ王国は、間違いなくこの意見には賛成するでしょうね。

もちろん他の国にも賛成者はいると思われるので、藤虎の思惑は案外上手くいくかもしれません。

まとめ

藤虎が「王下七武海制度完全撤廃」を掲げる理由は、現在の世界秩序を壊すためという考察でした。

藤虎のような仁徳を持った人物だと、現在の海軍の在り方とそれによって構成される世界は、納得できないところが多いのでしょう。

ある意味、「嵐を呼ぶDの一族」と似ているところがありますね。

今後も藤虎は登場すると思うので、その時の活躍を期待しましょう。

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