104話を迎え、衝撃的な展開が繰り広げられた『進撃の巨人』。
パラディ島勢力vsマーレの戦闘も、いよいよ大詰めになってきましたね。
103話で獣の巨人と車力の巨人が戦闘不能になり、今回の104話では主に顎(アギト)の巨人がエレンと戦っていました。
その戦闘中に、顎の巨人が戦鎚の巨人の硬質化にダメージを与えられることに気づいたエレンは、顎の巨人の顎を使って、戦鎚の巨人を捕食することに成功しましたね。
これらを踏まえたうえで考えたことは、顎の巨人はもともと硬質化対策用の巨人だったのではということです。
そこで今回は、顎の巨人について詳しく考察していこうと思います。
※記事の性質上、多少のネタバレを含みます。
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顎の巨人について
顎の巨人が最初に本編に登場したのは、ナナバやゲルガーが大活躍したウドガルド城決戦。
このとき顎の巨人を有していたのは、エレンやミカサと同期のユミルでした。
ユミルの顎の巨人↓
『進撃の巨人』10巻より画像引用
ですがその後のストーリー展開で、もともとはマーレの戦士であるマルセルが顎の巨人をもっていたことがわかりましたね。
マルセルの顎の巨人↓
『進撃の巨人』24巻より画像引用
そして、ライナーと一緒にマーレに行ったユミルは、マルセルの弟であるガリアードに、顎の巨人を返しました。
ガリアードの顎の巨人↓
『進撃の巨人』23巻より画像引用
このように、顎の巨人はマルセル→ユミル→ガリアードという順番で継承されています。
顎の巨人は、9つの巨人の中では見た目と能力が一致している、非常にわかりやすい巨人です。
そんな顎の巨人の特徴は、小柄な体躯を活かした素早い攻撃を繰り出すことができ、ほとんどの物を破壊することができる強靭な爪と顎をもっているという点。
そして104話では、この顎の巨人の爪と顎が硬質化した物質をも破壊することができるということがわかりました。
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顎の巨人は硬質化対策用か?
104話のエレンと顎の巨人の戦闘中、エレンは硬質化して結晶化した戦鎚の巨人の本体を持ちながら顎の巨人と戦っていました。
そして戦闘中、たまたま顎の巨人の攻撃が硬質化した戦鎚の巨人の本体にあたります。
すると、これまでエレンが巨人で噛んでも傷一つ入らなかった結晶に、爪のひっかき跡が残りました。
そこでエレンは、顎の巨人の爪と顎は硬質化をも破壊することができるということに気づき、顎の巨人を使って見事に戦鎚の巨人の捕食に成功。
これまで最強だと思っていた硬質化ですが、顎の巨人はその硬質化をあっさりと破壊することができたのです。
このことから考えられるのは、顎の巨人は硬質化対策のために作り出された巨人であるということ。
硬質化を使うことができるのは、わかっている範囲ではエレン(進撃の巨人or始祖の巨人)と女型の巨人、鎧の巨人、そして戦鎚の巨人です。
これらの巨人が硬質化を使うと、正直他の巨人では戦っても勝てないでしょう。
特に、他の巨人よりも抜きんでた戦闘力を有する戦鎚の巨人なんかは、本体に硬質化されたら敵いっこありません。
なので、9つの巨人の力関係のバランスを考慮するために作られたのが顎の巨人なのでしょう。
ちなみに、顎の巨人が小柄なのは、あまり大きくしすぎると硬質化を破壊できる顎の巨人が強くなりすぎてしまうからだとも考察できます。
まとめ
『進撃の巨人』104話で明らかになった、顎の巨人の爪と顎の破壊力。
それは、硬質化をも破壊することができるほどのものです。
ゆえに今回は、顎の巨人は硬質化対策用に作られた巨人であるということを考察しました。
まあ、実際に硬質化対策用の巨人ではなかったとしても、顎の巨人が思っていたよりも強力な巨人であるということが判明しましたね。
今後の『進撃の巨人』の展開も楽しみです。
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