「ファンタスティック・フォー」メンバーや能力、ヴィランまとめ

マーベルコミックスで有名なヒーローチームと言えば、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でおなじみの、「アベンジャーズ」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が思い浮かぶでしょうか。

ですが、それらのチームより前、もっと言えばマーベルコミックで最初に作られたヒーローチームがあります。

それが、「ファンタスティック・フォー」です。

これまで、『ファンタスティック・フォー:超能力ユニット』(2005)、『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)、『ファンタスティック・フォー』(2015)と3作品の映画が制作されているため、それなりに知名度があるチームではあります。

このファンタスティック・フォーというチームは、かなりパワフルで知的、かつ最強のチームでもあり、マーベルコミックスにおいては、かなり重要な役割を果たしているのです。

そこで今回は、ファンタスティック・フォーのメンバーと能力、そして彼らを取り巻くヴィランについてまとめていきます。

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基礎情報

「ファンタスティック・フォー」は、1961年にマーベルの巨匠であるスタン・リー氏によって生み出された、マーベル初のヒーローチームです。

メンバーはリード・リチャーズ、スーザン・ストーム、ジョニー・ストーム、そしてベン・グリムの4名からなります。

この4人は、リード・リチャーズの研究の一環で宇宙に赴いた際、宇宙放射線を浴びて、超人的な能力を得ました。

もちろん、最初は人知を超えた能力に驚く4人でしたが、彼らは世のため人のためにこの能力を捧げることにし、チームを結成。

それが、ファンタスティック・フォーなのです。

メンバーと能力

リード・リチャーズ(ミスター・ファンタスティック)

リード・リチャーズことミスター・ファンタスティックは、宇宙放射線を浴びた結果、まるでゴムのように自分自身の体を伸び縮みさせることができるようになりました。

この能力は非常に多様で、蛇のように敵の体に巻き付くことができ、また銃弾や刃物を跳ね返すこともできるのです。

チーム結成後は、ファンタスティック・フォーのリーダーを務めています。

リードは生まれたときから天才で、科学者としての道を究めていました。

実際、ファンタスティック・フォーの活動拠点となるバクスター・ビルディングは、リードのあらゆる科学的知識が注ぎ込まれています。

また、チームが出動する際に使用するファンタスティ・カーも、リード・リチャーズの知識を活かして作られました。

はたまた、「ネガティブ・ゾーン」という反物質で構成された世界を発見したのも、このリード・リチャーズです。

マーベルコミックスの世界には、トニー・スターク(アイアンマン)やハンク・ピム(初代アントマン)などの天才が多数いますが、リード・リチャーズはそれらの天才をも凌ぐ、本当の天才と言えるでしょう。

加えて、マーベルコミックスの世界で重要なヒーローたちによって結成された「イルミナティ」のメンバーにもなりました。
※イルミナティは、アイアンマン、ブラックボルト、ドクター・ストレンジ、プロフェッサーX、ネイモア、リード・リチャーズの6名で構成されています。

ゆえに、ファンタスティック・フォーとしての活躍以外でも、マーベルコミックスの世界では大きな役割を果たしているキャラクターです。

スーザン・ストーム(インビジブル・ウーマン)

スーザン・ストーム(結婚後はスーザン・リチャーズ)は、自身の体を透明にすることができ、かつフォースフィールドを作り出すことができる能力が発現しました。

スーザンの能力は非常に汎用的で、他人をも透明にすることができ、フォースフィールドは自分や仲間を守れるとともに、形を変えることで攻撃にも使用が可能です。

また、フォースフィールドで足場を作れば、空中での移動も可能。

このような非常に強力な能力をもつスーザンですが、チーム結成当時はファンタスティック・フォーの弱点とみなされており、仲間に助けられるということがたびたびありました。

ですが今となっては、弱点どころかチームの強みとなっています。

上記のリード・リチャーズと結婚したスーザンは、フランクリンとヴァレリアという二人の子供の母親にもなりました。

ジョニー・ストーム(ヒューマン・トーチ)

スーザン・ストームの弟であるジョニー・ストームは、全身からプラズマの炎を放出することができ、かつ空を飛ぶこともできます。

ジョニーが能力に目覚めたばかりのころは、炎の放出の仕方が難しく、大事な戦闘の最中に燃え尽きてしまうということもありました。

ですが、だんだんと能力に慣れていき、今では10時間以上炎を放出した状態でいられます。

また、能力にも応用が利くようになり、炎で敵を囲ったり、はたまた周囲の物から熱を吸収、あるいは逆に温度を上げたりするなどができるようになりました。

また、50万度にも及ぶ熱を一気に放出する、「ノヴァバースト」という必殺技も習得。

ベン・グリム(シング)

ファンタスティック・フォーのメンバーの中で唯一、常に見た目が変化したままの状態になっているのがベン・グリムです。

ベンは見た目の通り、岩石のような巨体で、人知を超えたの腕力と耐久力を誇っています。

体の内部の変化しており、肺はかなり大きくなっているため、10分近く呼吸を止めることもできるようになりました。

ベンの能力は見た目の変化とともにどんどん強化されていき、変身当初は1トンを持ち上げられる程度でしたが、現状では80トンくらいまでなら軽々と持ち上げることが可能です。

一人だけ見た目が変化したままということから、最初は早く人間の姿に戻りたいと、切に願っていました。

ちなみに、ベンが常に変身したままなのは、彼の精神面が原因であるということがのちに判明。

そのときには、それを克服するには遅すぎました。

また、アベンジャーズでおなじみの怪力キャラのハルクとは幾度かパワフルな取っ組み合いをしており、彼らの実力はほとんど拮抗していることがわかっています。

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ファンタスティック・フォーのヴィラン

ドクター・ドゥーム(ビクター・フォン・ドゥーム)

ファンタスティック・フォーのヴィランと言われて最初に思いつくのは、やはりドクター・ドゥームでしょう。

映画のヴィランとしても登場しています。

このドクター・ドゥームはもともと天才的な科学者で、リード・リチャーズと同じ大学に通っていました。

そのときから、ドゥームはリードのことを恨んでいます。

ドクター・ドゥームは非常にいかついアーマーを身にまとっていますが、これにはさまざまなテクノロジーが組み込まれています。

アーマーの原動力は核ジェネレーターで、フォースフィールドを生成できるベルトや飛行ができるジェットパックが、標準装備として内蔵。

加えて、ドクター・ドゥームは魔術にも精通しています。

ドクター・ドゥームのもつ科学的知識と魔術によって、ファンタスティック・フォーは幾度となく苦戦を強いられてきました。

最終的には、ドクター・ドゥームはバルカン半島に位置するラトベリアを支配し、ラトベリアの王に居座っています。

ギャラクタス

宇宙よりも古くから存在し、何に対しても無敵であるコズミック・パワーをもっているのが、ギャラクタスです。

ギャラクタスはコズミック・パワーを有しているため、生命体がいる惑星を食べなければならないという、非常に酷な運命にさらされました。

なのでギャラクタスは、自分のヘラルド(使者)にコズミック・パワーを分け与え、捕食するための惑星を探させています。

ギャラクタスのヘラルドとして有名なのは、シルバー・サーファーでしょう。

ギャラクタスが地球を捕食しようとした際には、ファンタスティック・フォーと彼らに加勢したシルバー・サーファーによって、ギャラクタスの目的は阻止されました。

アナイアラス

アナイアラスは、破壊不可能なアーマーを身にまとっており、驚異的な耐久力を誇っています。

かつ、コズミック・コントロール・ロッドを用いて、ありとあらゆるエネルギー攻撃が可能。

ネガティブ・ゾーンの征服者であるアナイアラスは、ファンタスティック・フォーと始めて遭遇した際、簡単にジョニーを倒してしまいました。

その後、ファンタスティック・フォーを打ち負かすために、何度も地球を征服しようとしますが、ファンタスティック・フォーをはじめとするヒーローたちのおかげで、その陰謀は何とか阻止できています。

ただ、アナイアラスが起こす「アナイアレーション・ウェーブ」を止める際は、上記のギャラクタスをも味方につけねばならないほど、アナイアラスは驚異的なヴィランです。

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