ついに配信が開始された『ワンダヴィジョン』。
2021年1月15日(金)には、第1話と2話が追加されました。
コメディテイストで描かれている『ワンダヴィジョン』ですが、何かがおかしいとワンダが気付き始め、不可解なことも起こり始めましたね。
第2話までの段階ですでにいくつか伏線が張られているので、それらについて考察したいと思います。
※記事の性質上、『ワンダヴィジョン』に関するネタバレを含んでいます。
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『ワンダヴィジョン』の世界とは?
まず最初に、『ワンダヴィジョン』の世界について考察していきましょう。
ワンダとヴィジョンが暮らしている街と住人たちですが、あれらはすべてワンダが創り出した世界ではないかと考えられます。
その理由としては、『ワンダヴィジョン』の時系列が『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界であるということが挙げられます。
つまり、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で亡くなったヴィジョンが生きているというのが、そもそもあり得ないのです。
なので、あの世界はワンダが創り出した現実改変世界ではないかと考えられます。
ちなみに、『ワンダヴィジョン』の原作になっていると言われている『ハウス・オブ・M』でも、ワンダは現実を改変していました。
もう一つ考えられるのは、ワンダがいるあの世界がマルチバースだということ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降、MCUではマルチバースの存在をアピールしてきています。
また、ワンダはドクター・ストレンジの続編である『ドクター・ストレンジ/イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』に登場することも明らかになっていますね。
なので、『ワンダヴィジョン』の中でマルチバースについて触れられることは、十分にあり得ると思います。
とはいえ、個人的にはワンダとヴィジョンが暮らしているあの世界はワンダが創り出したものだと思いますので、その前提で以降の話を進めさせてください。
ワンダに干渉しているのは何者?
上記の内容を踏まえ、ここからは誰がワンダに干渉しているのか考察していきます。
ここで言う「ワンダに干渉しているもの」というのは、ラジオを通して「ワンダに質問を投げかけてきた人物」のことです。
ワンダが庭で拾ったヘリコプターのおもちゃですが、「S.W.O.R.D.」というロゴが入っていました。
「S.W.O.R.D.」というのは、地球外生命体からの攻撃に備えたりする、宇宙からやってくる脅威に対抗するために作られた組織。
One giant leap for mutantkind.
The X-Men take the next step in claiming their destiny in "S.W.O.R.D." #1, launching this December from @Al_Ewing and @ValerioSchiti: https://t.co/uqDj3ZFHsr pic.twitter.com/8Gmt3AtyZi
— Marvel Entertainment (@Marvel) September 23, 2020
おそらくですが、『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』のエンドロール後に流れた映像で、ニック・フューリーとタロスがいたのが「S.W.O.R.D.」の本部だと思われます。
なので、「ワンダに質問を投げかけてきた人物」は、「S.W.O.R.D.」の人物の可能性が高いです。
ワンダに指示を出したのは誰?
では、ワンダにあの改変世界を作るように指示をしたのは誰なのでしょうか?
これに関してカギを握るのは、やはりマンホールから出てきた「ハチ男」でしょう。
このハチ男ですが、おそらく「A.I.M」の工作員ではないかと考えられます。
「A.I.M」というのは、モードックというヴィランが率いる、高度な科学技術を駆使して世界の均衡を揺るがすような国家転覆やテロ行為を画策する組織。
「A.I.M」の工作員はだいたい黄色い防護服を着ているので、『ワンダヴィジョン』に登場した「ハチ男」も「A.I.M」の工作員ではないかと考えられます。
白黒の映像で「ハチ男」の防護服の色がわからないという演出は、非常に上手いと思いました。
ただし、問題なのはハチが防護服の周りに飛び交っていることです。
マーベルコミックにはスウォームという、ハチが人型を形成しているヴィランもいるので、「ハチ男」の正体がスウォームという可能性もあります。
ですが、スウォームにはワンダに指示を出せるような能力はないので、やはり「A.I.M」の可能性が濃厚です。
加えてもう一つ思ったのは、ストラッカーの可能性。
『ワンダヴィジョン』内のテレビCMで流れた時計の名前が「ストラッカー」でした。
ストラッカーと言えば、ワンダとピエトロにマインド・ストーンを使って能力を与えた人物。
ですが、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の段階で亡くなっているので、ストラッカーがワンダに干渉している可能性は低いでしょう。
まとめ
『ワンダヴィジョン』の1話と2話を観て、現状の考察をまとめておきます。
- 『ワンダヴィジョン』の世界は、ワンダが創り出した現実改変世界
- ワンダにラジオで話しかけてきたのは、「S.W.O.R.D.」という組織の人物
- マンホールから出てきたハチ男は、「A.I.M」の工作員
第2話の段階で考察できるのはこんなところです。
続話楽しみにしています。
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