100話を超えて、パラディ島勢力とマーレの戦いの火ぶたが切って落とされた『進撃の巨人』。
101話では戦鎚の巨人も登場し、ますますアツい展開が繰り広げられてきています。
そんな『進撃の巨人』ですが、パラディ島勢力でもなくマーレでもない勢力として、東洋人が登場しました。
この東洋人がなかなか意味ありげな言動をしており、今後のストーリー展開で重要になってくるのではないかと思っています。
そこで今回は、東洋人の正体や目的について考察していきます。
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東洋人とは?
『進撃の巨人』における東洋人は、非常に稀な人種です。
パラディ島にいるのはほとんどがエルディア人で、東洋人の血を引くのは主要キャラクターのミカサのみ。
ミカサ・アッカーマン↓
『進撃の巨人』12巻より画像引用
それ以外で登場した東洋人は、ミカサの母親だけ。
ちなみに、パラディ島壁内においては、始祖の巨人による記憶の改ざんが効かないという理由から、東洋人たちはアッカーマン家とともに迫害の対象になっていました。
エルディア人ではないので、もちろん巨人になることもできません。
そして話が進み、98話でヒィズル国から来た東洋人の女性キヨミ様が登場。
キヨミ様↓
『進撃の巨人』24巻より画像引用
ヒィズル国の中でも、アズマビト家という一族に属しています。
着物を着ており、まさに東洋出身といういで立ちをされていますね。
そんなキヨミ様ですが、登場したばかりにもかかわらず意味深な言動をしています。
キヨミ様の言動
101話までの段階で、キヨミ様がとった意味深な言動は以下の二つです。
- エルディア人だと分かったうえで、着物を汚したウドをかばう(98話)
- ヴィリーに形式上のあいさつをするなり、演説会場から離れる(99話)
まず最初は、ヴィリーのパーティー会場において、よそ見をしていたウドがキヨミ様にワインをかけてしまったシーン。
この際、キヨミ様はウドがエルディア人であることをわかったうえでかばっています。
このウドに対する態度からわかりますが、キヨミ様はエルディア人に対して憎悪を抱いているマーレ人たちとは、対応に天と地ほどの差がありますね。
ということは、アズマビト家のキヨミ様はエルディア人を恨んでいるということはありません。
もっと言ってしまえば、わざわざかばったということは、親近感を抱いているともいえるのではないでしょうか。
そして、次のヴィリーへのあいさつ後のシーン。
ヴィリーにあいさつをすますなり、そそくさと演説会場から離れていっています。
普通に考えると、演説前にあいさつに来たということは、演説も聞いていくものだと思いますよね。
ですが、さっさと演説会場をあとにしたのです。
まるで、この後演説会場で戦いが起こるということを知っていたような行動ですね。
ということは、エレン達パラディ島勢力とは何かしらのつながりがあり、なんなら協力関係にある可能性もあります。
これらを踏まえたうえで、東洋人の正体と目的に迫っていきましょう。
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東洋人の正体と目的
まずは東洋人の正体についてです。
東洋人、とりわけキヨミ様のアズマビト家の正体は、「巨人大戦」中にフリッツ王家と協力関係にあった一族であると考察します。
理由としては、フリッツ王家が三重の壁を作って籠城を決め込んだ際に、一部の東洋人たちもフリッツ王家についてきたこと、ならびにエルディア人への親近感の二点です。
フリッツ王家についてきた東洋人がいたということは、その東洋人たちはフリッツ王家を信頼していたということを表しています。
ということは、「巨人大戦」中から親密な関係になっていないと、一緒に壁に閉じこもるなんてことはありえないはずです。
また、フリッツ王家についてきた東洋人がいたように、東洋人についていったエルディア人がいてもおかしくはありませんね。
おそらく、東洋人の中でもアズマビト家は、東洋人とエルディア人の混血の一族ではないのでしょうか。
この場合、アズマビト家はエルディア人の分派とも言えますね。
なので、キヨミ様はエルディア人に親近感を抱いており、ウドをかばったことにも説明がつきます。
そして東洋人の目的ですが、それはずばり超大国マーレを倒すこと。
そのために、エレン達パラディ島勢力と手を組んでいるのではないでしょうか。
おそらく、マーレが中心になっている世界の秩序は、変えなければならないのでしょう。
なので、エレン達パラディ島勢力はマーレに攻撃を仕掛け、アズマビト家もそれに協力しているのです。
というのが私の考察です。
まとめ
今回の考察は、東洋人、とりわけアズマビト家はエルディア人と協力関係にある一族で、パラディ島勢力同様、マーレを倒すという目的があると考察しました。
マーレに敵対的であるということは、ほぼ間違いないと思います。
『進撃の巨人』で意味深な言動をしている東洋人。
少なくとも今後のストーリー展開で、何かしら重要な役割を担ってくるはずです。
早く続きが読みたいですね。
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