2017年7月から始まった日曜ドラマ『愛してたって、秘密はある。』。
2017年9月3日(日)放送の第8話のラストで、これまでにない衝撃を受けました。
ネットニュースやツイッターでも話題になっており、その反響のすごさがうかがいしれます。
私はこれまで、黒幕はお母さんであるという考察をしてきました。
『愛してたって、秘密はある。』の黒幕はお母さん!?徹底考察(原作未読)
『愛してたって、秘密はある。』の黒幕はお母さん(徹底考察)part2
ですが第8話の内容で、その考察があまり説得力がないものになりました。
私以外にも、お母さんが黒幕だと思っていた人はおおいことでしょう。
そこで今回は、再度『愛してたって、秘密はある。』の黒幕について考察していきます。
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考察1:奥森黎二重人格説
最初の考察は、奥森黎が二重人格だというものです。
第8話の最後で、お母さんが警察署に自首しに行ったということを電話できいた黎は、自首しようとしていたはずなのに踵を返し、口笛を吹きながら軽やかな足取りで警察署を後にしましたね。
この描写を純粋に考えると、お母さんが自分の身代わりになって捕まってくれることで、自分の罪が消えたことに喜んでいるととらえることができます。
ですが、普段の「犯罪者の気持ちを理解する」という非常にやさしく温厚な性格の黎から考えると、母親が身代わりになるなんて言語道断なはず。
つまり、この軽やかなステップをしているのはいつもの奥森黎ではないのでは?と考えられます。
実際、黎はお父さんの息の根を止めたとき、部屋に盗聴器が仕掛けられていた時などに、まるで性格が変わったかのような行動をしましたね。
以上のことを踏まえると、二つ目の人格の黎がお父さんの死体を各所に配置し、いよいよ黎が捕まりそうだというときに、お母さんが自首するように仕向けたと考察できます。
考察2:黎と爽の共犯説
上記の奥森黎二重人格説を補足する形になるのが、この黎と爽の共犯説です。
この考察の大前提として、奥森黎は二重人格だとします。
奥森黎の二つ目の人格が黒幕だとした場合でも、どうしてもできないことが一つありますね。
それは、黎のスマホにメールを送ること。
いつもベストなタイミングで黎にメールが送られてくるということは、時間指定などではなく、タイミングを見計らって誰かがメールを送ったとしか考えられません。
そこで共犯として考えられるのは、やはり恋人の爽です。
なぜかというと、爽にも黎の手帳を見るのを促すようなメールが送られてきているから。
あれを送ったのは、二つ目の人格の黎でしょう。
だとしたらなぜ、爽は二つ目の人格の黎に協力しているのでしょうか。
それは、結婚して夫婦になる前に、爽も「本当の黎」から自分が犯した罪について話してほしいからです。
爽はすでに黎の罪を知っており、そのうえで「もう一人の黎」に協力しているという考察でした。
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考察3:お母さん説
第8話が終わった段階でも、個人的にはお母さん黒幕説は完全には捨てきれません。
ですが、私のこれまでの考察とは違い、お母さんが黎を苦しめるのは、黎に息の根を止められたお父さんのことが今でも大好きで、そんな大好きな人を奪った黎が幸せになることが許せないからという理由で黒幕になったと考えます。
お母さんが持っていた2006年の日記はおそらくお父さんのもので、お父さんもお母さんのことが大好きだったのでしょう。
ですがお父さんは、仕事のストレスなどが原因で、家庭内暴力によってそのストレスを発散させるようになってしまい、その結果息子の黎に息の根を止められてしまったのです。
つまり、黎に罪を背負わせるという復讐をしているのです。
なのでおそらく、お母さんが黎の身代わりで自首するというのもお母さんのプランで、黎を苦しめるための戦略なのでしょう。
このように考えると、お母さんが最愛の人を奪った黎に対し、一生罪を背負わせるという復讐をしていると考察できます。
まとめ
だんだんとシリアスな展開になってきた『愛してたって、秘密はある。』。
今回黒幕説として、黎二重人格説、黎と爽の共犯説、そしてお母さん黒幕説の3つの説を紹介しました。
第8話を観て、黒幕の見立てが大きく変わったので、今回改めて記事をまとめました。
いよいよクライマックスに近づいてきた『愛してたって、秘密はある。』。
どのような結末になるのか、とても楽しみですね。
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