大人気連載中の『進撃の巨人』。
90話以降、物語の舞台が大陸側のマーレに移っており、さまざまな新情報が明らかにされてきました。
その情報の一つに、100年前の巨人大戦で大地の悪魔を倒した人間がへーロスであるということが明かされましたね。
しかし第99話で、巨人大戦を終わらせたのは他でもないフリッツ王で、タイバー家とともに英雄へーロスを作り出したということもわかりました。
つまり、傀儡の英雄であるということですね。
ですが、傀儡と言えども英雄である以上、ストーリー上で何かしら重要な役どころがあるはずです。
そこで今回は、へーロスがアッカーマン家の祖先であるということを考察していきます。
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へーロスについて
まず最初に、へーロスについてもう少しまとめておきます。
初登場時のへーロスは、人間でありながら大地の悪魔(始祖の巨人)を倒したマーレ人というものでした。
なので、巨人化できないマーレ人にとっては、世界を巨人から救ってくれた本当の英雄です。
ただし、このへーロスの存在や100年前の巨人大戦に関しては、100年前から歴史が記されているというわけではなく、タイバー家が戦鎚の巨人を通してみてきた歴史であるということ。
言い換えれば、タイバー家の都合のいいように、歴史を改ざんすることができるということですね。
実際、第99話までは大地の悪魔を倒したのはへーロスだと言っていましたが、本当はフリッツ王自身がパラディ島に退き、巨人大戦を終結させたということがわかりました。
その際に英雄に祭り上げられたのが、傀儡の英雄へーロスです。
アッカーマン家について
アッカーマン家は、パラディ島の壁内で長い間迫害の対象とされてきた一族で、なぜかしら高い戦闘能力を誇っています。
実際、主要なアッカーマン家の人物であるミカサやリヴァイ、ケニーは、他の人たちよりも高い戦闘能力ですね。
そのためか、マーレ本国では、アッカーマン家は「巨人科学の副産物」とも言われています。
本来アッカーマン家は、壁内の王政の懐刀、いわゆる側近にような武家であったようですが、いつからか迫害の対象になりました。
壁内で迫害の対象とされていた理由は、エルディア人ではないので、始祖の巨人による記憶の改ざんが効かないためです。
要するに、記憶の改ざんが効かない戦闘一族が、王政に反旗を翻す日が来るのを防ぐため、早々からアッカーマン家を根絶やしにしていったということになります。
これらを踏まえて、へーロスがアッカーマン家の祖先であるという点を考察していきます。
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アッカーマン家とへーロス
へーロスがアッカーマン家の祖先であると考えられる理由は、上述の壁内での迫害と「巨人科学の副産物」というアッカーマン家の表現から考察することができます。
上述のように、アッカーマン家が迫害の対象になっていたのは、始祖の巨人による記憶の改ざんが効かないため。
記憶の改ざんが効かないということは、つまり真の歴史を知っているということです。
真の歴史を知っている者がいると、王政に反旗を翻し、フリッツ王による壁内統治に支障が出ることになります。
加えて、もしアッカーマン家がへーロスの子孫だとしたら、そのことはフリッツ王自身も隠しておきたいはずです。
フリッツ王とタイバー家が立てた傀儡の英雄であるへーロスのことは、絶対に知られてはいけない秘密。
それを、へーロスの子孫であるアッカーマン家が口外しないということは、無いとは言い切れませんね。
なので、へーロスの子孫であるということを知っているアッカーマン家を根絶やしにするために、迫害が行われてきたと考察ができます。
また、「巨人科学の副産物」というのは、そのようにアッカーマン家を説明するしかなっかたために、言われているのではないでしょうか。
上述のように、アッカーマン家は高い戦闘能力を誇っていますが、その理由はへーロスの子孫だからと説明するわけにはいきませんね。
マーレの英雄であるへーロスの子孫が流刑地であるパラディ島にいるというのは、マーレ人から精神的な支えを失うことになります。
なので、「アッカーマン家は巨人科学の副産物」と説明することで、多くの人々を納得させようといているのでしょう。
これらが、へーロスがアッカーマン家の祖先であるという考察でした。
まとめ
マーレの英雄へーロスは、アッカーマン家の祖先であるという考察でした。
考察理由には、壁内におけるアッカーマン家の迫害と「巨人科学の副産物」という表現を挙げました。
第99話でへーロスが傀儡であるということが判明したので、もしかするとアッカーマン家とのつながりがあっさり判明するかもしれません。
いずれにしろ、へーロスはキーパーソンであるはずなので、何かしら重要な要素があるはずです。
今後の展開に期待しましょう。
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