大人気連載中の『進撃の巨人』。
2017年11月9日(木)に連載された第99話は、エレンとライナーの再開から始まり、タイバー家の当主ヴィリーの演説が主な内容となりました。
その演説の中で、「巨人大戦」を終結させたのが、実は始祖の巨人を操る145代目のフリッツ王であったことが明らかになりましたね。
このヴィリーの演説により、これまでの『進撃の巨人』で語られてきた歴史が、大きく覆ることになりました。
そこで疑問なのが、なぜいまさら真実を明らかにしたのかということですね。
おそらく、タイバー家はエルディア帝国の復活を目論んでいるのではないかと思いました。
そこで今回は、タイバー家がの目的がエルディア帝国の復活であるという点について考察していきます。
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タイバー家について
この記事の考察を進めるにあたって、最初にタイバー家についてまとめておきます。
タイバー家は名誉エルディア人で、戦鎚の巨人を管理している一族です。
現在のところ、正式には戦鎚の巨人は未登場。
※戦鎚の巨人に関する記事はこちら
『進撃の巨人』考察!「戦槌の巨人」はやっぱりあいつ!?能力は?
これまではマーレの政治の表舞台には出てきませんでしたが、世界の均衡が崩れ始めたこと(主にパラディ島?)を契機に、政治に関与し始めます。
現在の当主はヴィリーで、演説の語り口から考えると、彼が戦鎚の巨人を継承している模様。
また、99話のヴィリーの演説によると、タイバー家がフリッツ王と手を組み英雄へーロスを立てることで、巨人大戦を終わらせたということが判明。
※関連記事
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ヴィリーの演説が真実ならば、タイバー家は世界の英雄であり、フリッツ王家と強いつながりがあることが伺えます。
エルディア帝国の復活
99話の演説の中で、パラディ島の中で反乱が起き、始祖の巨人がエレン・イェーガーの手に渡ったということを述べていたヴィリー。
エルディア帝国が復活しているということを、世界中の人々に知らしめていました。
ですが、何か肝心なことを忘れていませんか?
それは、王家の血でないと始祖の巨人の力を発揮できないということ。
「不戦の契り」のことは説明していましたが、王家の一族でもないエレンが始祖の巨人をもっているのが、非常に脅威であるように述べていました。
私としては、この点が疑問です。
エレンが始祖の巨人を操ることについては、以前考察をしました。
正直、エレンが始祖の巨人をもっているからといって、エルディア帝国が復活するとは思えません。
ですがヴィリーは、非常に脅威であるように述べているのです。
ということは、このように考えることができませんか。
それは、「始祖の巨人はフリッツ王家でなくても操れる」ということです。
その重大な秘密をヴィリーは知っているため、大衆の前でエレンのことを述べたのでしょう。
とはいえ、ヴィリーの目的がエレンを世界の敵にするだけとは思えません。
なぜなら、エレンに始祖の巨人が渡って、パラディ島内が真のフリッツ王の血筋であるヒストリアに統治されるようになってから、急にタイバー家が政治の表舞台に現れたからです。
なぜ壁内のフリッツ王家は傀儡の王を立て、ひっそりと暮らしていたのでしょうか。
単純に考えると、エルディア帝国を復活させる時を待っていたのでしょう。
100年前の巨人大戦で自ら退いたのは、真に戦いを止めたかったのではなく、時がくるまで身を潜めておこうとしたためではないでしょうか。
同様に、タイバー家も政治の舞台に出ることなく、フリッツ王家とともにひっそりと時を待っていたのでしょう。
ですが、それが調査兵団を中心とした王政奪取によって叶わなくなってしまったのです。
巨人大戦の際にフリッツ王家とタイバー家が協力してエルディア帝国の復活を目論んでいた場合、エレンに阻止の巨人が渡った今、タイバー家が単独でエルディア帝国の復活をするしかありません。
そのためには、始祖の巨人の力が何としても必要なはずです。
なので、エレンを世界の敵とし、始祖の巨人を奪還しようとしているのでしょう。
その後、エルディア帝国を復活させるという算段だと考察します。
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100話予想
次回で、『進撃の巨人』もいよいよ第100話を迎えます。
そんな第100話では、エレン達が巨人保有者たちを仲間に勧誘すると予想します。
おそらくエレン達は、エレンが始祖の巨人を通して過去のフリッツ王家とタイバー家のつながりを知り、それを阻止するためにマーレに侵入したのでしょう。
実際、エレンはヴィリーの演説を聞いても顔色一つ変えず、それどころかそんなことは知っていたという顔をしていました。
また、99話でコニーっぽい人物が、車力の巨人のピークと顎の巨人のガリアードをさらっていました。
ジークも一人になっているので、リヴァイあたりにさらわれるはずです。
おそらく、エレン達は戦鎚の巨人以外をすべて仲間にしようとしているのでしょう。
以上のことから、第100話では戦鎚の巨人以外の人物にエレン達調査兵団が仲間になるように説得すると予想します。
まとめ
今回の考察は、タイバー家の目的はエルディア帝国の復活だというものでした。
巨人大戦中にエルディア帝国の復活を目論んだタイバー家とフリッツ王家は、歴史の陰で時が来るのを待っていました。
しかし、エレンに始祖の巨人が渡った以上、タイバー家が単独でやるしかありません
また、100話では、エレン達がエルディア帝国の復活を阻止するために、巨人保有者たちを仲間に引き入れるはずです。
だんだんとスケールが大きくなり、物語が面白くなってきた『進撃の巨人』。
今後の展開に期待ですね。
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