『物語』シリーズの千石撫子を徹底紹介!ヤンデレヒロイン?その後はどうなる?

『化物語』の放送以降、根強い人気を誇っている『物語』シリーズ

現在、アニメは一区切りがついていますが、それでもなお高い人気を誇っているシリーズです。

そんな『物語』シリーズには数々のヒロインが登場します。

その中でも非常に人気のあるヒロインが千石撫子です。

特に、ファーストシーズンの『化物語』や『偽物語』ではトップクラスの人気を誇ったキャラクターでした。

今回は、『物語』シリーズから千石撫子について紹介していき、またアニメ以降の撫子についても触れていこうと思います。

※『物語』シリーズのネタバレを含んでいるので、アニメ未視聴の方や原作未読という方はお気を付けください。

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千石撫子について

千石撫子は中学二年生で、恥ずかしがり屋で内向的な性格。

声優は花澤香菜さんが担当しています。

小学二年生の時に阿良々木月火と友人になり、阿良々木家に通うようになりました。

その過程で主人公である阿良々木暦に好意を抱くようになり、「暦お兄ちゃん」と呼ぶようになります。

マンガやゲームなどが大好きで、それらを元にした個性的なボケをかまし、阿良々木君に高度な突っ込みをさせていました。

撫子が関わることになった怪異は「蛇切縄」で、阿良々木君と再会していなければ、命が危ない状況でした。

各作品における千石撫子

ではここから、各作品における千石撫子についてみていきましょう。

『化物語』

「なでこスネーク」にて登場した撫子は、登場時点ですでに蛇切縄に全身を巻かれており、北白蛇神社で呪いを解こうとしていた時に阿良々木君と再会。

撫子の通う中学校では「おまじない」が流行っており、撫子に告白してきた男の子を振ったら、その男の子のことが好きだった同級生の女の子に呪いをかけられたという経緯で、自力で呪いを解こうとしていました。

しかし、北白蛇神社で解呪を行っていたために、撫子の蛇切縄はどんどん悪化。

そこで、阿良々木君と神原駿河に事情を話し、忍野メメの協力も得て蛇切縄の呪いを解呪する儀式を行います。

解呪の儀式は上手くいっていたように思えましたが、蛇切縄が実は2体いたということで、危うく命を落としかけますが、阿良々木君と神原のおかげで助かります。

『偽物語』

阿良々木君が家に遊びに来るということで、いつもは目を隠すためにおろしている前髪を上げ、オシャレをして阿良々木君を出迎えました。

阿良々木君をもてなしつつ、王様ゲームやツイスターゲームで阿良々木君に積極的に好意をアピールするも、親の帰宅により不発に終わります。

『囮物語』

『囮物語』は各話「なでこメドゥーサ」というタイトルで、撫子が語り部を務めました。

通学途中に忍野扇と出会い、その後から白蛇の幻影を見るようになります。

白蛇は自らを「くちなわ」といい、撫子が蛇切縄の呪いを解く際に犠牲にした白蛇の件を取り上げ、撫子を「加害者」であると糾弾。

結果、撫子はくちなわの御神体を探すという取引をし、夜中に御神体を探していました。

そのときに阿良々木君に見つかり、阿良々木家で説教を受け、一泊していきます。

翌朝起きると月火がおり、話し込んでいるうちに奇行に走った月火によって前髪を切られてしまいました。

そして学校に行った撫子ですが、前髪がないためいつもの黙り込むという技が通用せず、担任の先生にブチギレ。

教室のドアを蹴破り、クラスメイトにブチギレ説教をかまし教室から退散。

阿良々木家に向かった撫子は、そこでくちなわの御神体を発見し、阿良々木君と忍の説得に応じず、御神体であるお札を飲み込みます。

神になった撫子はヤンデレ化し、阿良々木君と忍をフルボッコにするほどの力を手に入れました。

阿良々木君と忍にとどめを刺そうとしたときに、戦場ヶ原ひたぎから着信があり、卒業式の日まで阿良々木君たちを生かしておくという約束に応じます。

そこからしばらく、撫子は北白蛇神社の神として君臨することになります。

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『恋物語』

北白蛇人社の神として君臨していた撫子の下に、戦場ヶ原から依頼を受けた貝木泥舟がやってきます。

年明け以降定期的にやってくる貝木から、高額なお賽銭やあやとりの仕方を教わりつつ、1か月が過ぎました。

そして、貝木が「阿良々木と戦場ヶ原は事故で死んだ」と嘘をつきますが、撫子はその嘘を一瞬で見破り、貝木を拘束し痛めつけます。

ですが、詐欺師として嘘ばかりついている貝木が「本音」で撫子と向き合った結果、撫子は神の座を降りて漫画家になるという夢を追いかけることにしました。

貝木に「騙されてあげる」という形で、貝木の「蛞蝓豆腐」を受け入れます。

こうして、千石撫子はふたたび普通の人間に戻りました。

『終物語』

『終物語』では、撫子はほんの一瞬だけしか登場しませんでした。

『恋物語』で人間に戻った撫子はしばらく入院していたようですが、退院し月火とともに家でマンガを描いていました。

その際、髪はベリーショートになっており、阿良々木君のことを「暦さん」と呼んでいます。

以降、阿良々木君とは完全に絶縁状態になります。

『続・終物語』

『続・終物語』では、鏡の世界で大人八九寺の前任の北白蛇神社の神として登場。

この時の撫子は、『囮物語』のときのくちなわの口調でありながらも、阿良々木君のことを暦お兄ちゃんと呼んでいました。

八九寺や障り猫と一緒に酒宴を楽しむという、おちゃめな一面も見ることができました。

その後の千石撫子はどうなる?

現在、ファイナルシーズンの『続・終物語』までしかアニメ化されていませんが、その後も原作の物語シリーズは続いています。

その中で、もちろん千石撫子も登場し、意外な方面で活躍します。

なので、ここから後はアニメ以降の千石撫子の活躍を、作品ごとにみていきましょう。

『愚物語』

『愚物語』では、「つきひアンドゥ」という斧乃木ちゃんと月火がメインのお話に登場。

人形として阿良々木家で過ごしていた斧乃木ちゃんでしたが、動いているところを月火に見られてしまい、自分を魔法少女という設定にして、月火に敵を倒すところを見せるという展開になりました。

そこで、斧乃木ちゃんは撫子の家に行き、撫子の中に残っている蛞蝓豆腐を紙に描かせます。

これ以降、撫子は紙に描いたものを具現化できるという能力を手に入れました。

『撫物語』

上記の「つきひアンドゥ」以降、撫子は斧乃木ちゃんと交友を深めており、いろいろな話をするようになります。

その会話の中で、マンガの練習をするのであれば自分を増やせばいいという斧乃木ちゃんの意見を真に受け、4人の自分を描きました。

『化物語』のころのおとなしかった「おと撫子」、『偽物語』の時の阿良々木君に積極的に迫っていた「媚び撫子」。

そして、『囮物語』のキレていた「逆撫子」、最後に神様だった時期の「神撫子」を描き、具現化させました。

ですが、4人の撫子たちはそれぞれ散り散りに逃げてしまい、斧乃木ちゃんとともに追いかけることになります。

そして紆余曲折を得てなんとか全員を捕まえることができた撫子に、なんと臥煙伊豆湖から「専門家」になることを提案されるのです。

以降撫子は、マンガを描きつつ専門家になるという道を歩み始めます。

『結物語』

『結物語』では直接の登場は果たさなかった撫子ですが、忍野扇が撫子のマンガを読んでいました。

このことから、ある程度漫画家として成功している様子がうかがえます。

『宵物語』

『宵物語』では、後半に収録されている「まよいスネイル」に登場。

北白蛇神社の前任者として、後任の神様である八九寺に神の座を託す儀式に参加することになります。

影縫さんにいきなり殴られたりしつつも、なんとか八九寺に神の座を継承しました。

『余物語』

『余物語』では、後半の「よつぎシャドウ」にて登場。

実家から出ていきたいと考えていた撫子の下に、ついに臥煙さんとの面会の機会が訪れます。

臥煙さんと面会した撫子は、臥煙さんからマンションの一室で起こった蛇が関わっている事件を解決するように言われます。

何とか問題を片づけた撫子は、臥煙さんの紹介でアパートを借りられ、一人暮らしができるようになりました。

『扇物語』

『扇物語』でも、後編の「おうぎフライト」に登場。

この話では、かつて蛇切縄で撫子を呪って呪い返しにあった同級生の女の子と、撫子に告白して振られて呪い返しにあった男の子の下を訪れます。

そして沈んだ気分でアパートに戻った撫子ですが、そこにはなんと貝木泥舟が待っていました。

貝木と斧乃木ちゃんとチームを結成することになった撫子は、フライトで沖縄へと向かいます。

まとめ

『物語』シリーズのヒロイン千石撫子についてまとめました。

千石撫子はただただかわいいキャラクターだったのが一変し、神になってヤンデレ化しました。

そして、漫画家を目指しつつ怪異の「専門家」になるという、まさかの方面に進むことになります。

アニメ化されていないオフシーズン以降の撫子の活躍は非常に面白いので、ぜひとも原作も読んでみてください。

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